2015年度 活動報告

-2015年度 活動総括-

会長 三戸呂克美

総括に入る前に、長年の懸案事項であり我々が望んでいた障害者差別解消法が4月1日に施行されました。障害のある人もない人も同じように暮らせる社会にするのが目的です。差別には様々な事象があります。しかし、障害を理由に日常生活が営めないのは差別以外の何ものでもありません。現在各地で差別に関する条例が検討されています。我が兵庫県でも条例を作成し差別の無い社会を作って行きたいと考えています。そのためにも我々に出来ることは社会に訴えていくことであります。差別解消法が施行されたといってもスタートしただけであり、この法を持って我々の生活向上にどこまで役立てるかは今後の活動に係るものと考えます。

それでは総括に入ります

まず、皆さんにお詫びをしなければなりません。年齢とともに体力が落ち体調不良により古参の役員(会長、事務局長、監査)が会運営に関われていなかったこと。これは不可抗力とはいえ、日頃いくら気をつけていても体調管理を怠っていた本人に責任があるのは言うまでもありません。そんな中で、若い人たちに新しい風が吹き込むように活発な活動が見えてきたのは事実であり嬉しいことと思っています。それが機関誌の充実した内容となって現れたのは大きな収穫とみてよいでしょう。

機関誌(縦横夢人)について
発行については、問題はありません。発行部数や不在者宅への送付による返送などもあり、送付先の住所への照らし合わせ等においての課題もありました。内容については、頸損にとって有意義なものが必要でありますが、事業の報告が多かったように見受けられます。今後も報告や情報は必要ですが、頸損に特化した事をカテゴリー化(分野別にする)をして発信して行きたいと考えます。重度頸損者の会員の一人暮らしも増えてきています。特に兵庫頸損連はC4レベルでの一人暮らしが多くいます。応援、支援することができるような情報提供になるよう発信が必要であり、情報源となる機関誌の充実が一層求められます。

事業・活動について
今年度は特に、全国規模の大会などに参加するだけの大会傍観者で無く、シンポジストやパネリストといった運営や発表当事者として参加することが増えてきました。今までは限られた人だけの参加で終わっていましたが、若い人たちが参加することにより自信になり、会活動においても良い方向に向いてきています。今後も、こういった経験を積むことにより自分たちの存在や意見をアピールする場となるよう積極的に参加して行きたいと思います。
事業については活動報告を見ていただきたいと思いますが、恒例のバーベキュー大会、宿泊訓練、忘年会において継続して実施していることは、会員、支援者を増やすことにつながっています。しかし、内容のマンネリ化により参加者を減らすのは歴史が語っています。(我々古参者も大いに反省しなければなりません。)事業に参加する人は頸損連絡会に何を望んでいるのかを検証し、アイデアを出し検討して行くことが大事であろうと考えます。

セルフヘルプと障害者運動・活動
頸損連絡会の根幹はセルフヘルプであり、「一人じゃないよ」のスローガンの下、多くの仲間が集まっています。しかし、忘れてはならないこととして、我々は生活向上を求めていかなければなりません。障害者運動・活動といった社会参加がその要望に答えられる唯一の動きであり重要なことなのです。会員の多くは頸損連絡会に何を望むかによって、それぞれが違う回答を求めていると思います。その時の情勢や時代とともに変化して行く中での要望もあり、タイムリーな回答を引き出すためには絶えずアンテナを張り必要とする情報収集に気を配らなければなりません。

最後に、会員個々の活動においては職域、所属団体での活動にも積極的に参加をしてきました。ホームページも充実した内容になりアクセス数も増し、情報を必要としている人からの問い合わせもきています。
我々を必要としている人たちの期待を裏切ることなく、今後も皆さんと共に歩める兵庫頸損連絡会を目指していろいろなことに挑戦して行きたいと考えています。これからも皆さんのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

-2015年度 活動報告-

支部活動
2015(平成27年)

4.5 人工呼吸器使用者交流会(西宮市総合福祉センター)(米田)
4.11 バリアフリー調査(神戸市)(米田)
4.11~12 日本リハビリテーション工学協会・機関誌編集委員会(土田)
4.12 頸損当事者面会(神戸市西区)(米田)
4.15 兵庫頸損連絡会・会計監査(坂上・宮野)
4.16~18 バリアフリー2015(インテックス大阪)(土田・宮野)
4.17 神戸大学医学部保健学科「リハビリテーション工学福祉用具学」講義(宮野)
4.18 兵庫頸損連絡会・支部総会
4.19 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
4.19 リハ工学協会関西支部 車椅子講習会(JASPEC・ポートアイランド)(米田・島本卓・宮野)
4.25 縦横夢人話し合い(明石市)(米田)
4.30 関西学院大学・人権教育科目006「障害と人権」頸髄損傷者と自立生活 講師(宮野)
5.7 関西学院大学・人権教育科目006「障害と人権」講師(坂上・土田・島本卓・伊藤・宮野)
5.9 縦横夢人折込作業(NPO法人ぽしぶる)(米田・土田・島本卓・山本)
5.17 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
5.24 しあわせの村事前調査(神戸市)(島本卓)
5.30~31 全国頸髄損傷者連絡会・全国総会「東京大会」(米田・土田・島本卓・伊藤・山本・宮野)
6.3 甲子園短期大学「障害福祉論」講義(宮野・土田)
6.5 神戸学院大学・全国頸損連絡会総会・東京大会報告(島本卓・山本)
6.7 人工呼吸器使用者交流会(西宮市総合福祉センター)(米田)
6.14 大阪頸損連絡会・支部総会(CILあるる)(土田)
6.20~21 兵庫頸損連絡会・しあわせの村宿泊体験合宿(坂上・米田・山本・橘・土田・島本卓・柏岡)
6.27~28 日本リハビリテーション工学協会・機関誌編集委員会(土田)
7.2 大阪頸損連絡会・役員会 (CILあるる)(土田)
7.3~5 第14回高知福祉機器展バリアフリーフェスティバル(宮野)
7.11 障害当事者面会(加古川市)(米田)
7.13 大阪市とのオールラウンド交渉(土田)
7.25 兵庫頸損連絡会・秋の大バーベキュ〜大会打ち合せ(米田・土田・島本卓)
7.26 大阪頸損連絡会・ビアガーデン交流会(土田)
8.1 忘年会会場探し(神戸市)(米田)
8.7 オールラウンド交渉(土田)
8.9 大阪頸損連絡会・役員会 (CILあるる)(土田)
8.22 縦横夢人折込作業(NPO法人ぽしぶる)(米田・土田・島本卓・山本)
8.30 大阪頸損連絡会・ピアサロン(土田)
8.30 頸損入院当事者面会(大阪府立急性期総合医療リハビリテーションセンター)(米田)
9.12~13 NPO法人ケアリフォームシステム研究会(島本卓)
9.13 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
9.24 神戸学院大学・社会人キャリアアップ講座 講師(島本卓)
9.26 日本リハビリテーション工学協会・機関誌編集委員会(土田)
9.26 ふれあいリハフェスタin西播磨2015(島本卓)
9.27 兵庫頸損連絡会・秋の大バーベキュ〜大会(明石市大蔵海岸・バーベキューサイト)
10.1 リハビリテーション・ケア合同研究大会・神戸2015シンポジスト(宮野)
10.2~3 はがき通信懇親会in横浜(土田・島本卓・山本・伊藤)
10.4 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
10.4 頸損入院当事者面会(大阪府立急性期総合医療リハビリテーションセンター)(米田)
10.7~8 国際福祉機器展(東京ビッグサイト)(宮野・島本卓)
10.11 大阪京都合同企画 東映太秦映画村(土田)
10.17 地域イベント・頸損当事者面会(神戸市西区)(米田)
10.18 兵庫グルメ調査(伊丹市)(米田)
10.31 兵庫グルメ調査(明石市)(米田)
11.1 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
11.7 大阪頸損連絡会・星が丘病院ピアサポート(土田)
 11.8 兵庫頸損連絡会・定例会
11.13~15 リハ工学カンファレンスin沖縄(土田・島本卓・山本・伊藤・宮野)
 11.21 縦横夢人折込作業(NPO法人ぽしぶる)(米田・土田・島本卓・山本)
11.29 人工呼吸器使用者交流会(西宮市総合福祉センター)(米田)
 12.12 兵庫頸損連絡会・忘年会(神戸市・百済)
12.20 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)

2016(平成28年)

1.9~10 日本リハビリテーション工学協会・機関誌編集委員会(土田)
1.24 大阪頸損連絡会・新年会(土田)
2.11 国リハ主催福祉機器ワークショップ(大阪)(島本卓)
2.13 縦横夢人折込作業(NPO法人ぽしぶる)(米田・島本卓・土田)
 2.14 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(土田)
2.28 大阪頸損連絡会・学習会(土田)
2.28 身体ケア学習会(大阪市)(米田)
3.6 人工呼吸器当事者面会(神戸市北区)(米田)
3.12 大阪頸損連絡会・星が丘病院ピアサポート(土田)
 3.26 はがき通信懇親会・ホテル調査(姫路市)(米田・山本・土田・島本卓)
3.27 兵庫頸損連絡会・会計会議(三戸呂・宮野)

機関誌発行

兵庫支部機関誌 ・2015年5月11日発行 縦横夢人 春8号 特集『第4回合同シンポジウム』、「ぶらぶら物件めぐり」、「住宅改修工事について」、「大阪春のレクリエーション」、「アニコン」、「第5回兵庫支部総会」

・2015年8月24日発行 縦横夢人 夏9号 特集「全国頸髄損傷者連絡会全国総会2015東京大会」、「しあわせの村宿泊体験合宿」、「キャンプを楽しもう!」

・2015年11月24日発行 縦横夢人 秋10号 特集「兵庫のグルメ」、「秋の大バーベキュー大会」、「はがき通信懇親会in横浜」、「国際福祉機器展 H.C.R 2015」、会員報告「灘のけんか祭り」、「京都・大阪合同交流会」、「定例会報告」

・2016年2月15日発行 縦横夢人 冬11号 特集「自助具~私たちの便利グッズ~」、「第30回リハ工学カンファレンスinおきなわ」、「兵庫忘年会」、「大阪新年会」、連載「褥瘡」



-2015年度 事業計画-
○活動方針
・頸損連絡会としての役割を検証し、会員および頸損者が求めるニーズに応えられる体制作りを継続して目指す。
・自立を望む頸損者に支援を行う体制作り。
・地域に密着した交流イベントの開催。
・医療機関、福祉用具・機器メーカーとの連携による地域生活情報の共有化。
・行政への提言、会員および頸損者の交渉支援。

○全体行事           内   容
・ 4/18(土)     兵庫支部総会 西宮市総合福祉センター
・ 5/30-31(土・日)全国・全国頸髄損傷者連絡会総会・東京大会(東京)
・ 6/20-21(土・日)兵庫・しあわせの村宿泊体験合宿(神戸)
・ 9/20(日)     兵庫・バーベキュー大会(明石市大蔵海岸)
・ 11/8(日)     兵庫・定例会
・ 12/12(土)    兵庫・忘年会

○行事の意義
◆支部総会
役員体制を強化し、機関誌・ホームページの情報を共有し発信するため、行事を 計画的におこなうため、特定の役員に負担をかけないための役割分担を徹底し、会員が意見やニーズを出しやすく、またそれらが反映されるシステムにする。

◆バーベキュー大会
「つながり」を持つために重要な行事と認識。会員以外の頸損者や学生の参加も多いことから、頸損連活動を知ってもらえる一番のチャンスとなる。また外出機会を作り出すイベントとして位置づけ、計画的な社会参加の目標としやすい。

◆定例会
会の運営、総会で出た意見やニーズを反映できているかを中間チェックする行事。

◆その他
・県内地域での行事開催。近隣在住の会員や頸損者が参加しやすくなる。
・病院機関へのアプローチ。ピアサポートの導入、退院・在宅復帰のサポートをおこなうため、医療機関へ積極的に呼びかける。兵庫リハ、西播磨リハから開始し、リハ関係者の紹介によりアプローチできる医療機関を増やしていく。
・ミニ学習会の毎月開催。

○機関誌「縦横夢人」発行
・5/11 No.008  ・8/24 No.009  ・11/24 No.010  ・2/15 No.011

○行事以外の活動
・個々のセルフヘルプ活動   ・西播磨総合リハビリテーションセンター定例協議会
・兵庫県立総合リハビリテーションセンター福祉用具専門部会委員会(三戸呂)
・講師依頼対応        ・行政交渉支援

<参考行事>
○大阪頸損連行事
・ 4/5(日)    勉強会「65才からの介護保険への移行を考える」
・ 4/5(日)    人工呼吸器メンバー交流会
・ 4/26(日)   大阪支部総会
・ 7/26(日)   ビアガーデン交流会
・ 8/30(日)   頸損ピアサロン「頸損で働く人、自営業編」
・10/11(日)   京都合同企画「京都企画」
・11/22(日)   学習会 「身体ケア関係」
・ 1/17(日)   新年会
・ 3/27(日)   春レク:外企画

○その他外部行事        内   容
・ 4/16-18(木・金・土)バリアフリー2015総合福祉展(インテックス大阪)
・ 5/30-31(土・日)  第31回DPI日本会議全国集会in福島(郡山市)
・ 6/24-26(水・木・金)JIL総会(仙台市)
・ 8/7-9  (金・土・日)日本福祉のまちづくり学会第16回全国大会(東京・柏大会)
10/7-9 (水・木・金)第42回HCR国際福祉機器展(東京ビッグサイト有明)
11/13-15(金・土・日)第30回リハ工学カンファレンス(沖縄)

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