-2017年度 活動総括-
会長 三戸呂克美
2017年度、兵庫頸髄損傷者連絡会において大きく変わったことは、事務局体制を強化したことにあると言える。中でも業務分掌を明確にした上で適当かつ適切に役員を増やし、行事においては担当制に切り替えたことが大きい。各役員が自分の業務に責任を持って遂行するだけではなく、行事の担当になることで目的や意義を理解し、積極的に従事したおかげで、行事がスムーズに進行し活性化された。この成果が最も見られたのは、当会の目玉行事である「秋の大バーベキュー大会」においてである。9月のバーベキュー大会は残念ながら台風の影響により中止になった。しかし準備段階から担当者を中心に、中止の判断をどの時点でおこなうか、中止の連絡をおこなう連絡網での役割分担まで練られていたため、参加者への連絡も混乱なく短時間で終えることができた。どの役員も人任せにせず、各自の役割を適確におこなっている様は、事務局体制の強化の帰結であると強く感じた。
セルフヘルプ活動においては、大阪頸髄損傷者連絡会と連携して急性期医療センターにおけるピアサポートや個別の相談を、人工呼吸器を使用する高位頸髄損傷者を中心におこなえたことは、発足して15年が経つ中で「人工呼吸器使用者の自立生活の実現を目指した」当会の取り組みによる成果であると感慨深いものがある。他府県に在住する頸損者からの訪問要請を受け、セルフヘルプを実施している。継続的なセルフヘルプがおこなえていることに当会の存在意義が証明されていると考える。
2017年度、多くの行事を開催し、多くの参加者を得ることができた一方で、頸髄損傷者連絡会に特化した活動のひとつ「行政交渉」ができていないこともあえて挙げておきたい。会員の生活をよくすべく、支援制度や助成制度の改善を求める交渉をおこなうことが当会の責務であるが、おおよそ満足いく行動がとれなかった。「頸損連絡会」の存在を周知していくことも目的であるが、それだけでなく、多くの人たちのエネルギーを得て、県や国との交渉へと導く力に変えることが、イベントを開催する目的のひとつである。2018年度では。交渉活動を行っていくことで、重度頚損者の拠点として発展するような活動を継続していきたい。
-2017年度 活動報告-
支部活動
2017(平成29年)
2018(平成30年)
.1.7 | 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(木戸) |
.1.14 | 大阪頸損連絡会・新年会(大阪市東住吉区) |
.1.20 | 第19回兵庫県総合リハビリテーションケア研究大会(神戸市教育会館) |
.1.27 | ピアサポート(大阪府立急性期医療センター)(米田・土田) |
.2.11 | 全国頸損連絡会・代表者会議(CILあるる) |
.2.21 | 都島区ヘルパー連絡会勉強会講師(大阪市都島区)(米田) |
.3.3 | 全国頸損連絡会・日本リハ工学協会・CRS第7回合同シンポジウム(神奈川県厚木市) |
.3.11 | 大阪頸損連絡会・役員会(CILあるる)(米田) |
.3.24 | 兵庫頸損連絡会・会計会議(明石市) |
2017.4.8 | 兵庫頸損連絡会・役員会(ウィズあかし) |
2017.5.14 | 兵庫頸損連絡会・役員会&機関誌「縦横夢人」発送作業(NPO法人ぽしぶる) |
2017.6.3 | 兵庫頸損連絡会・役員会(NPO法人ぽしぶる) |
2017.7.8 | 兵庫頸損連絡会・役員会(ウィズあかし) |
2017.8.12 | 兵庫頸損連絡会・役員会&機関誌「縦横夢人」発送作業(NPO法人ぽしぶる) |
2017.9.2 | 兵庫頸損連絡会・役員会(西宮市若竹生活文化会館) |
2017.10.14 | 兵庫頸損連絡会・役員会(西宮市若竹生活文化会館) |
2017.11.4 | 兵庫頸損連絡会・役員会(NPO法人ぽしぶる) |
2071.11.11 | 兵庫頸損連絡会・機関誌「縦横夢人」発送作業(NPO法人ぽしぶる) |
2017.12.9 | 兵庫頸損連絡会・役員会(ウィズあかし) |
2018.1.13 | 兵庫頸損連絡会・役員会(西宮市若竹生活文化会館) |
2018.2.10 | 兵庫頸損連絡会・機関誌「縦横夢人」発送作業(NPO法人ぽしぶる) |
2018.2.17 | 兵庫頸損連絡会・役員会(NPO法人ぽしぶる) |
2018.3.17 | 兵庫頸損連絡会・役員会(西宮市若竹生活文化会館) |
全国総会大阪大会 実行委員会
2017.7.23 | 第1回 実行委員会(大阪市港区民センター) |
2017.8.20 | 第2回 実行委員会(大阪市福島区民センター) |
2017.9.24 | 第3回 実行委員会(大阪市福島区民センター) |
2017.10.1 | 第4回 実行委員会(大阪市福島区民センター) |
2017.10.29 | 第5回 実行委員会(大阪市福島区民センター)台風のため中止 |
2017.11.19 | 第6回 実行委員会(大阪市福島区民センター) |
2017.12.3 | 第7回 実行委員会 アクセス調査 |
2017.12.26 | ホテルアウィーナ大阪 打ち合わせ&会場視察 |
2018.1.28 | 第8回 実行委員会(大阪市大淀コミュニティーセンター) |
2018.2.25 | 第9回 実行委員会(大阪市福島区民センター) |
2018.3.3 | シンポジウム打ち合わせ(西宮市若竹生活文化会館) |
2018.3.11 | シンポジウム打ち合わせ(CILあるる) |
2018.3.18 | 第10回 実行委員会(大阪市東成区民センター) |
2018.3.25 | 第11回 実行委員会(西宮市若竹生活文化会館) |
2018.3.31 | シンポジウム打ち合わせ(西宮市総合福祉センター) |
機関誌発行
兵庫支部機関誌 | ・縦横夢人 春16号 特集『あなたにとって自立とは?~より快適な生活に向かって~』
・縦横夢人 夏17号 特集『今、生活の中で問題と感じていること~自分らしく地域で暮らすには~』 ・縦横夢人 秋18号 特集『頸食(けいしょく)~ひとり暮らしに彩りを~』 ・縦横夢人 冬19号 特集『人工呼吸器使用者の自立について~10年を振り返って~』 |
-2017年度 事業計画-
○活動方針
・生活向上を目指した障害者運動と、会員および頸損者の要望に耳を傾けるセルフヘルプ活動に重点を置き、積極的にエンパワーメント展開する。
・高位頸髄損傷者が参加しやすい行事の開催、社会参加と自立につながる活動を継続する。
・差別禁止条例に関する啓発活動、我々の生活に直結する法令の改定に備えた情報収集・提供をおこなう。
・医療機関との連携、頸損を受け入れる病院を増やすための活動をおこなう。
・交流イベントのマンネリ化の見直しおよび機関誌内容における頸損に特化した情報の充実化をおこなう。
・継続的かつ安定的に会運営をおこなうための体制作りを目指す。
○全体行事 内 容
・ 4/16(日) 兵庫・支部総会(西宮市立若竹生活文化会館 第6会議室)
・ 5/27-28(土・日)全国頸髄損傷者連絡会総会・四国大会(香川県高松市)
・ 6/17-18(土・日)兵庫・しあわせの村宿泊体験合宿(神戸市)
・ 9/17(日) 兵庫・バーベキュー大会(明石市大蔵海岸)
・ 11/12(日) 兵庫・定例会(会場未定)
・ 12/17(日) 兵庫・忘年会(会場未定)
○機関誌「縦横夢人」発行
・5/15 No.016 ・8/14 No.017 ・11/13 No.018 ・2/12 No.019
○役員会
・ 4/8(土) あかし男女共同参画センター7F 会議室3
・ 5/14(日) 縦横夢人折込作業(会議:ぽしぶる事務所)
・ 6/10(土)
・ 7/8(土)
・ 8/12(土) 縦横夢人折込作業(会議:ぽしぶる事務所)
・ 9/2(土)
・ 10/14(土)
・ 11/11(土) 縦横夢人折込作業(会議:ぽしぶる事務所)
・ 12/9(土)
・ 1/13(土)
・ 2/10(土) 縦横夢人折込作業(会議:ぽしぶる事務所)
・ 3/10(土)
※会議会場は現時点では未定。機関誌折込作業のあるときだけぽしぶる事務所
※西宮市会場は若竹生活文化会館か中央公民館(プレラにしのみや内)
※会場費がかからないようにするには西宮開催がベスト(申込は 3 ヶ月前から可)
※11/12 に定例会を予定しているので詰まった日程となるがご了承ください
○行事以外の活動
・個々のセルフヘルプ活動およびピアサポート
・兵庫県立総合リハビリテーション協議会運営理事会
・兵庫県立総合リハビリテーションセンター福祉用具専門部会委員会
・講師依頼対応(大学、その他)
・神戸リカバリー研究会(事件・事故による重度後遺障害者への支援プロジェクト)
<参考行事>
○その他外部行事 内 容
・ 4/20-22(木・金・土) バリアフリー2017総合福祉展(インテックス大阪)
・ 8/22-24(火・水・木) 第32回リハ工学カンファレンス in 神戸(神戸国際会議場)
・ 9/27-29(水・木・金) 第44回HCR国際福祉機器展(東京ビッグサイト有明)
○大阪頸損連行事 内 容
・ 4/23(日) 大阪支部総会
・ 5/27-28(土・日) 全国総会・四国大会(香川県高松市)
・ 6/11(日) 学習会
・ 7/30(日) ビアガーデン交流会
・ 8/27(日) 頸損ピアサロン
・ 10/15(日) 京都・大阪合同企画「京都企画」
・ 11/19(日) 身体ケア学習会
・ 1/14(日) 新年会
・ 3/25(日) 春レク:外企画
○全国頸髄損傷者連絡会 内 容
・ 5/27-28(土・日)全国頸髄損傷者連絡会総会・四国大会(香川県高松市)
・ 9/3(日) 代表者会議(場所未定)
-2017年度 総会議案-
○審議事項
議案1.会則の変更に関する事項
・本部住所の変更
・役員会部局の新設と名称の変更
議案2.本部電話設置に関する事項
・兵庫頸髄損傷者連絡会事務局 TEL 079-555-6229(新設) FAX 079-553-6401
※上記 2 議案については承認されています。
-2017年度 新役員体制-
○役員体制
・会 長 三戸呂 克美(再任)
・事務局長 宮野 秀樹 (再任)
・会 計 島本 卓 (新任)
・広 報 土田 浩敬 (新任)
・機 関 誌 山本 智章 (新任)
・企 画 米田 進一 (再任)
・会計監査 坂上 正司 (再任)
・会計監査 布上 真奈美(新任)
-2017年度 新役員会部員メンバー-
○新役員会部員メンバー
・会 長—————三戸呂
・事務局長—————宮野
・会 計—————島本
・広 報—————土田
部員—————木戸(ホームページ担当)
・機 関 誌—————山本
部員—————伊藤
部員—————橘
部員—————吉田一
・企 画—————米田
・会計監査—————坂上
・会計監査—————布上
○各部局の主な仕事
・会長———–兵庫頸損会総括
・事務局——–役員会取りまとめ、名簿管理、タックシール印刷、お知らせ等発送作業、行事会場手配、物品管理
・会計———–入出金管理(会費、カンパ、支払など)、収支計算書作成、予算案作成
・広報———–メーリングリストへのお知らせ&ニュース投稿、HP運用、メール管理、役員会等会場予約・手配、他団体への兵庫頸損連絡会アピール
・機関誌——–記事リスト作成、原稿依頼、機関誌編集、校正、送付先名簿の管理、原本管理用紙購入、封筒購入
・企画———–行事の企画、行事会場調査、ボランティア募集、行事・ボランティア保険への加入
・会計監査—–会計監査