「縦横夢人」2022年冬号(No.35)2022年3月7日発行
行事報告
定例会&支部間交流会
橘 祐貴
はじめに
11月20日(土)に兵庫頸髄損傷者連絡会の定例会と兵庫・大阪・京都の3支部合同での支部間交会がオンライン会議システム(zoom)を使って開催されました。同じ関西地方にある支部同士なので、これまでも各支部のイベントに兵庫から参加したり、されたりしていた会員も多かったですが、オンラインで3支部が合同の交流会を開催するのは今回が初めてでした。
兵庫・定例会
13:30から14:30までの始めの1時間は、兵庫支部の2021年度の定例会を開催しました。参加者は8人と例年よりも少ない人数でした。
今年度前半の兵庫支部の活動の総括を行い、年度後半に予定されている活動について確認を行いました。コロナ禍で今年度も昨年度に続いて活動のほとんどがオンラインでの開催になり、会員同士が直接顔を合わせる機会のない状態が続いています。その一方で、交流会や学習会をオンラインで開催することで移動の制約がなくなり、これまでは現地へ行くことが難しくて参加できなかった人でも自宅から気軽に行事に参加できるようになりました。これから先、コロナが落ち着いても、オンラインでのランチ交流会・おやつ交流会は続けていく予定です。また、来年の支部総会については新型コロナの感染拡大の状況にもよりますが、現地とオンラインのハイブリッド方式での開催も検討することを確認しました(再び感染者数が増えてきたため、オンラインのみの開催になります)。少人数の出席で時間も1時間と駆け足にはなりましたが、2021年度の定例会は終了しました。
支部間交流会
定例会が終了した後、14:30からは京都支部や大阪支部との3支部合同の支部間交流会が始まりました。今回参加したのは兵庫が8人、京都が5人、大阪が4人の計17人で、初めてお会いする方も何人かいました。はじめに参加者が順番にそれぞれの簡単な自己紹介を行いました。参加者の中には静岡からの人もいて、移動の必要のないオンラインでの交流会ならではだなと思いました。シェアハウスに住んでいる人、ツインバスケットをしている人、介助者も一緒に乗れる電動車いすの開発をしている人など、様々な人がいるんだなと改めて思いました。
今回の交流会では、就労についていろいろな情報も聞くことができました。参加者の中には就労している人も何人かいて、どんな制度を利用しているか等、就労に関する情報交換をしました。私の知らない制度もいくつかあり、とても勉強になりました。例えば、障害者を雇用している企業が使うことのできる障害者介助等助成金という助成制度があるそうですが、制約が多くみんなが利用しやすいものにはまだなっていないそうです。この先、より多くの人が利用しやすい制度に見直されていくことが望まれます。ほかにもいろいろと話題もありましたが、あっという間に時間が流れ、初めての3支部合同の交流会は終了しました。
まとめ
今回の定例会は昨年に続いてオンラインでの開催になり、広報も直前だったため参加者は例年よりも少なめでした。一方で、兵庫・京都・大阪の3支部合同の支部間交流会では、普段見かけない参加者も多く見かけ、オンラインでの交流会を行うことで新たに知り合うことができると改めて感じました。
年末年始あたりから再び感染者数が増えてきていて、今後の会活動に影響があるかもしれません。早く状況が改善して通常の会活動ができるようになることを願うばかりです。