【活動報告】「しあわせの村合宿&秋の大バーベキュー大会報告」

縦横夢人2011年秋号(No.4)2011年11月1日発行

9/24(土)神戸しあわせの村での宿泊体験合宿、9/25(日)大蔵海岸バーベキューサイトでの大バーベキュー大会を開催しました。数日前の台風がウソのように両日とも好天に恵まれました。合宿では初めて外泊を体験する頸損者を宿泊経験がある頸損者がサポートし、バーベキュー大会では97名もの参加者が一堂に会し、セルフヘルプや交流を繰り広げました。自らが行動して可能性を切り開いていく、合宿やバーベキュー大会に初めて参加された方々からそういう意気込みを強く感じました。今回も参加された頸損者と大学生に感想をいただいていますのでご覧ください。    

(宮野 秀樹)


明石BBQ大会の感想

T H 

こんにちは。兵庫頸損連絡会所属のTHです。電動車いすを使用しています。今回、9月下旬に行われた神戸市北区にある“しあわせの村合宿”と翌日、明石市大蔵海岸バーベキューサイトにて行われた“BBQ大会”の様子を私自身が感じた事です。このような原稿を書かせて頂くのは一年ぶりで上手く伝わらない点もあるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

さて今回は私自身、まるっきり“家族の介助無し”そして“団体での宿泊”と言うものでした。今まで家族旅行や、兵庫頸損事務局長の宮野氏と一緒に東京旅行にご一緒させて頂いた際には、いずれも私の家族が存在していましたが今回は一人です。ただ今回は団体なのでいろんな方のお話が聞けて、皆どのようにして泊まるのか等、色々な思いがあり楽しみにしていました。私の介助も、以前からお世話になっているNPO法人の介助スタッフなので沢山ある中の不安の一つは少し和らぎました。

まずは初日。
神戸市北区にあるしあわせの村まで電車、バスといった公共機関を乗り継いで行きます。
まず下調べとして電車、バスの時間を調べます。いつものように携帯で時間を調べて“まあ、こんなものでいいかな”と思っていたのですが、介助スタッフの助言で駅にはエレベーターが有るのか、またバスはノンステップバスか、乗り継ぎ時間にも余裕が有るのか等と言った細かいことも調べます。まずホームページで駅情報、そしてノンステップバスの情報を確認し、分からない事が有れば直接電話をして確認します。確認した所、すべて大丈夫ではあったのですが、このような細かな確認も今回は団体と言う事もあり、同じバスや電車を利用する人と情報提供も出来ますので大事な事ですね。

しあわせの村に夕方集合なのでお昼過ぎに家を出発です。
車でしあわせの村まで向かおうと思えばそんなに時間はかからないのですが、やはり電車とバスを乗り継いで行くと二時間以上はかかりました。車移動の方が楽なのですが、このような経験も今後は必要になってきますね。

しあわせの村で他の参加者の皆さんと合流してフロントでチェックインです。
部屋に向かって荷物を置き、交流会の会場へ向かいます。
交流会では皆一人ずつ自己紹介をして、わいわい和やかムードでそれぞれ皆が会話や食事を楽しみました。時計に目をやるとすでに午後9時です。私自身、家では9時にはベッドに上がって休憩する時間なのですが、交流会が終わった後も同じ頸損連の米田さんの部屋に集まって皆で話していました。私自身、少し遠慮して言い出せなかったのですが10時頃にはベッドに移っていれば良かったなと後になって反省しました。これからの課題です。(合宿から戻った翌々日、小さなじょく瘡が出来ていました)ベッドに移ったのは午後11時をまわっていました。それから私自身の就寝準備をしたかったのですが、私の介助者は他の皆の介助で手が回らない状態で、すべてが終わりやっと就寝できたのは午前2時半でした。もう少し学生ボランティアの皆に上手く手伝ってもらえれば良かったなと後になって思いました。
翌朝。午前6時です。数時間しかたっていませんが朝もまた昨晩のように忙しくなるだろうと思い早めに準備を始めます。7時頃には車椅子に移り、それなりに動き回れる状態になりだした頃に私の介助者に他の皆の介助のお呼びがかかり始めました。私自身も動ける状態になっていますので介助者に着いてまわっていろんな方の移乗を見させて頂き人それぞれのやり方、特徴があるのだなと思いました。

しかし予想以上に時間がかかってしまい、予定していたバスの時間には間に合わず、米田さんが所有している車に相乗りさせてもらい、明石市大蔵海岸にあるBBQサイトへ向かう事に。バスの時間の下調べはしていたのですが、すべてがいつも予定どおりには進まないと言う事です。団体行動の難しさを知りました。米田さんありがとうございました。

大蔵海岸BBQサイトはとてもいい天気。沢山の人にあふれて空気も澄んで海もきれい。対岸に見える淡路島もはっきり見えます。BBQに参加させて頂くのは去年を含めて2回目です。ここ1年で知り合いになった方々もいらして、おいしく楽しくさせて頂きました。最後は皆で記念撮影。そして電車を利用して帰宅しました。

終止、寝不足気味で疲れましたが参加しないと分からない貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。


『しあわせの村』合宿

S T

合宿に参加することを楽しみにしていた。初めての電車、バスを使っての移動も、大学生の方とのペアーになるのも初めてだ。
何もかもが初めて過ぎて、不安はMAXにきていた。そんな私を、大学生T君がサポートしてくれることになり、彼の笑顔を見たときにはホッとした。年齢も近いのもあって、移動中も話が弾み時間とともに不安が減っていくと、T君がいてくれるから安心だと思えた。それぐらい自分がイメージしていたものと違っていた。
この先、一人暮らしをしたいと考えているのもあって、泊まりで介助についてもらうのを経験してみたかった。着替えや移乗も、全て二人体勢でしか受けたことなく、一人での着替えすら経験もなかったので驚いた。全部二人でするものだと思ってたから、一人での着替えなどから今後チャレンジしてみようと思います。
初めての事ばかりだが、合宿参加により受傷して車椅子に初めて11時間も乗って過ごした。
週一回しか乗ってないので不安があったのだが、ベッドと違い自分のタイミングでティルティングやリクライニングで調整できたのでお尻も少し赤いぐらいだった。(少しの赤味でも用心しなきゃね)
以前まで、車椅子に乗るってことに抵抗があった。それが乗ってみると、こんなに世界が変わるなんて思わなかったよ。今まで、なぜ乗らなかったんだろうと後悔するばかり。
この合宿に参加してなかったら、今のままで何も気づいてなかったやろな。まず外に出れるのかとか、考えるばかりで一歩も踏み出せてなかった。
何時も声かけてもらっても、断るばかりだったけど、失敗しても経験になるからと思い切って参加を決めたことが良かった。
仲間といるし、サポートしてくれる大学生の方もいてくれたから、不安がどっかいっちゃったんだろうな(笑)
今なんか、「次は何処へ行ってみようかな」って感じになってるね。家にいて、窓の外を見てるだけなんて楽しくもないのに、3年以上もしてたなんて信じられないわ。外に出るって、いろんな発見もあるし、いろんな方と出会ったりする喜びから、また出たいなと自然に言ってる。外の空気は、格別に『うまい』し、風が気持ちいいわ。
あっという間に、時間が過ぎていったように思う。緊張からか一睡もできなかった(笑)
この経験は、この先の自分にとって大きな目標を見つけられました。

2日目は、明石海峡と海風を、背中にして行われた。ええ天気で(暑すぎた)、絶好のバーベキュー日和やったことは、言うまでもない。やっぱり外で食べるって、格別に美味しいよね。まいう~!

最高のロケーション!
車椅子になってから、もうバーベキューはできないものだと考えてたから、この場に来られたことが本当に嬉しかったです。無理って決めつけてただけかもしれないけど、介助をしてくださる方を紹介してもらえたことで参加できました。今回まで外出しても、外で食べることはしたことがなかったのです。何時も楽しもうと思いながら行くのですが、楽しめずに終わってました。
今回は違う。仲間と一緒だから、自然に楽しもうと思えたんだろうね。こんなに、はしゃいでることに自分自身で驚いたぐらいだから。どんどん自分のペースを取り戻してた(笑)
このイベントで、沢山の友達に巡り会えたことも大きかったです。大学生の方とも、いろんな話で盛り上がりました。大学生の方に、いろいろお手伝いしてもらえてバーベキューを満喫できました。サンキューでぇ~す。

私にとって、『しあわせの村合宿』と『BBQ』に参加できたことにより、社会に出て人とのつながりの大切さを教えてもらいました。
まだ外に出ることに不安を持ってる方は、沢山いると思います。その不安は、時間とともに自信へと変わってくると思います。沢山の仲間がいるから、思い切って参加してみてください。

最後に…【私の自立のお手伝いしてくださる方】募集中です!よろしくお願いします。
(兵庫頸損連絡会事務局)まで


「はじめての宿泊」

I A

 今回の宿泊参加は、自分自身の中で大きな葛藤があった。怪我をした後はじめてなので、避けてとおりたいという気持ち、宿泊に慣れなければならないという気持ちが交差していた。
 当日になって、もう行かなくてはならない時間になった時に覚悟は決めた。良いか悪いかは行ってみなくてはわからない。もしかしたら良いと感じるかもしれない。それを期待して出かけた。
 結果を先に言うと、僕にとっての宿泊体験はがっかりだった。配慮不足かなと感じた。今回の宿泊は、防寒を自分でしてくださいと言われていたので、夜の寒さを考えて布団、毛布等と多くのクッション類を持って行った。その他に、朝食は出ないということだったので、家族にお弁当を持って来てくれるお願いをしておいた。
 会場到着後、部屋の鍵を渡されたので、その足で部屋に荷物を置きに行き、メンバーが揃うのを待って交流会がスタートした。その直後、食べ物と飲み物は用意してあるのにお皿とコップがないことに主催者が気づき、急遽お皿とコップとストローを買いに行っていた。今回、用意されていたのはアルコール、お茶、ジュース、お寿司、ケンタッキーフライドチキン、お菓子等があった。僕はアレルギー体質のため、香辛料がほとんど一切食べられない。そのため、今回用意された食事をほとんど食べることができなかった。事前に主催者に香辛料アレルギーであることは伝えてあったにもかかわらず。
 交流会終了後、自主的に2部屋に分かれ、話をする時間を設けられた。僕はそのとき、同じ呼吸器を持つ人と一緒の部屋で雑談をした。その後、午後10時30分頃、話を切りあげ自室に帰った。就寝準備のためリフターを使用した。後から聞いた話になるが、就寝中2回ほど水分補給をした。水が欲しいと言った僕に学生は驚いたらしい。
 翌朝午前7時30分過ぎ、起床し着替え、リフターを使い車いすに乗った。その後、呼吸器のコンセントを外し、内臓バッテリーに替えた。忘れ物がないか確認し、チェックアウトの準備をした。下のロビーに降りた。鍵を返し、少し待って皆で集合写真を撮り解散となった。


しあわせの村合宿スケジュール

9月24日
17:30 集合予定時間
18:00 交流会(準備してあった食事を食べながらの交流)
21:00 2部屋に分かれて交流
22:30 自分の部屋に移動

9月25日
7:45 起床
9:30 集合写真


バーベキュー大会に参加して-大学生のみなさんの感想-

 今回のイベントに参加して交流をしていると、皆で協力して楽しむこと、笑顔で会話をすることなど、当たり前のことがとても大切だと思った。障害の原因は人それぞれであったが、充実した毎日を過ごしている人達ばかりで、とても輝いていた。多くの人が後天的に受けた障害の方だったので、アクティブな人が多かった。これからも積極的な行動を続けてほしい。そして他の家に籠もっている人達に刺激を与えて、ネットワークを広げていってほしい。またこのようなイベントがあれば参加したい。今回は5人ほどしか話をすることができなかったので、次はもっと多くの人達とふれあい、ユニバーサルデザインについても理解を深めたい。

神戸学院大学2回生 M.O

 大蔵海岸のバーベキュー大会に参加して色んな人と触れあい人との繋がりは重要で大切なものであると感じた。頸椎損傷の方や他の大学生など知らない人が多く緊張もしたがバーベキューという同じ目的で集まり楽しく過ごせ交流もでき貴重な体験となった。来年またあればぜひ参加したい。

神戸学院大学2回生 R.I

 今回、私は初めてバーベキューに参加した。頸随損傷者の人だけではなく、他の大学や専門学校の人と交流することができて、とても楽しく充実した1日になった。他の大学生や専門学生にはPTやOTなど、他の専門職を目指す学生の話を聞くことができた。兵庫県立大学の人は建築を勉強している人もいて、福祉の幅広さに驚いた。いろいろな人とふれあうことができ、また来年も参加したいと思った。

神戸学院大学2回生 Y.M

 私は今回もバーベキュー大会に参加させていただきました。去年より参加者が多く少しびっくりしました。少しだけ介助をさせていただきましたが、もう少しお手伝いできたらよかったなと思いました。頸髄損傷連絡会の方や他の大学の方とお話できるかなと少し不安でしたが、たくさんお話ができ、とてもよい勉強になりました。また機会があれば是非参加したいです。次に参加したときは、積極的にいろんな人とお話をしてみたいと思います。楽しい時間をありがとうございました。

神戸学院大学2回生 A.F

 去年に引き続き、今年もBBQ大会に参加させていただきました。あんなに沢山の頸髄損傷の方々や学生が一度に集まる機会はなかなかありませんし、貴重な時間です。去年は緊張していっぱいいっぱいになっていましたが、はじめましての方とも久しぶりの方ともお話をして、BBQをして、一緒に楽しい時間を過ごすことができて嬉しかったです。ありがとうございました。来年のBBQ大会もまた楽しみにしています!よろしくお願いします。

神戸学院大学2回生 Y.M

 今回、兵庫頸随損傷者の方のBBQ大会に参加させていただいた。最初は緊張していたが、みなさんがとても明るく接してくださるので、そのうち緊張も解け、会話もすごくはずみ、とても楽しいBBQとなった。BBQの中で、頸随損傷者の方の食事のお手伝いや付き添いといったことをさせていただき、どれも初めてのことばかりだったので、戸惑いや緊張があったが、とても良い経験をさせていただくことができた。また、今回のBBQを通して強く思ったことは、頸随損傷の方々はとても明るく、前向きで、何事に対しても積極的で、本当にたくさん笑って楽しむことができ、元気をもらうことができた。今回いろいろなことが学べ、体験でき、本当に楽しいBBQ大会であった。また、是非参加したいと思う。

神戸学院大学2回生 K.Y

 9月25日に頸随損傷者とのBBQ大会に参加した。実際に参加してみて他校の人とも交流できたし、頸随損傷の方との会話で苦労していることや乗っている車いすについて話を聞くことができた。苦労していることは、住んでいる地域によって交通の便が不便だということを主に聞いた。どこへ行くのにも車は不可欠で、自分の力だけでは行けないと言っていた。しかし、いろいろなところへ旅行していると楽しそうに話をしていて、こちらまで嬉しくなった。また、車いすの話では、自分専用なため使いこなしていた。体の一部なのだと思った。前向きに生きている方々を見て少し勇気をもらった。また機会があれば参加したい。

神戸学院大学2回生 A.M

 私は今回頸髄傷者連絡会のバーベキュー大会に初めて参加させていただいたが同時に頸髄損傷の方と交流するのも初めてであった。私自身まったく初めての体験であった為、最初は少しばかり緊張していた。しかし、頸髄損傷の当事者の方々と楽しみながら交流をしているうちにその緊張はあっという間に解れることができた。頸髄損傷の当事者の方は体温調整が難しいなど初めて知ることも多かったので知識を深める良いきっかけになったと思っている。大変楽しく有意義な一日であったと感じている。どうもありがとうございました。

神戸学院大学2回生 H.I

 今回のバーベキューに参加して良かったと思う。なぜならばすごく楽しかったからだ。私はこの夏にホームヘルパー2級の資格を取得した。ホームヘルパーを取得してからの初めての介助であった。参加する前は上手く介助できるか不安だったが、皆さんとても優しく接してくださり上手くできたと思う。お話がすごく楽しかった。ただ反省点として、お酒を必要以上に勧めてしまったため、私がヘルパーとしてついた方は逆上させてしまっていた。今度、参加させてもらうときは気をつけたい。バーベキューに参加して学んだことがたくさんあり楽しかった。

神戸学院大学2回生 C.T

 今回のバーベキュー大会に参加して、参加者の方やその日参加していたボランティアの方と仲良く話せたことが一番参加して良かったと思ったことだ。参加する前は積極的に話せるか不安だったが、同じグループになった方がみんな気さくで話しやすく、とても安心して話すことができた。参加していた頸随損傷の方はとても明るくいろんな話題をもっていたので話していてとても楽しかった。たくさんの人と交流する機会を与えていただきありがとうございました。

神戸学院大学2回生 S.T

 私は、今回初めてバーベキュー大会に参加させて頂きました。とても、楽しかったです。他大学の方達や脊髄損傷という障害を持たれた方々とお話をすることができました。私は、今回のバーベキューに行って少し、驚きました。「脊髄損傷」と言っても様々なタイプの方がいたからです。授業等で知識としては、知っていましたが実感することができました。そのような中でも、バーベキュー大会に参加された皆さんがキラキラした笑顔で過ごされていたことが印象的でした。これからもこのようなことがあれば誘っていただきたいです。今回は、本当にありがとうございました。

神戸学院大学2回生 A.T

 今回の頸損連の方の企画の、しあわせの村宿泊と大蔵海岸でのバーベキューに参加して、私が学べたことは実際の頸損の方々のニーズを知ることができたことです。今回、私はYさんのヘルパーさんがイベントに参加できないということで、そのYさんのお手伝いとして宿泊イベントに参加しました。そして、頸損の方々とたくさんお話をして、実際どんな生活をしていて、今後どうしていきたいのかなどの臨床ではなかなか聞くことのできない本音の部分が聞けたことが、私たちと頸損の方々の関係を築く上での大きな収穫であったと思います。これからも自分のできる範囲でいろいろな人の力になれればいいなと、そう思えるようになれた2日間でありました。

神戸学院大学3回生 N.Y

 私は、普段脊髄損傷者の方と話す機会がありません。なので、このボランティアに参加しようと思いました。ボランティアに参加してみると気さくな方が多く、私がお肉を焼いていると、手伝ってくれたり、ボランティアという事を忘れて楽しく過ごさせていただきました。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 S.E

 私はボランティアに今まで参加した経験がなかったのですが、何か人の役に立つことがしたいと思い、今回のバーベキュー大会に参加させて頂きました。はじめは、とても緊張して不安でいっぱいだったのですが、参加者の方々がとても気さくに話しかけてくださったので、すぐに緊張がほぐれ、たくさんの方とお話することができました。今回初めて実際に車いすも押させていただき、とても貴重な体験になりました。来年もぜひ参加させて頂きたいと思います。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 S.E

 私はボランティアに参加するのが初めてで、どんな雰囲気なのか分からなくて緊張していました。でもバーベキューが始まると、参加されている皆さんがとてもフレンドリーで、たくさんお話をすることができました。バーベキューの間皆さんが終始笑顔で楽しそうだったので、私も自然と笑顔になりました。他校の人とも交流ができたし、本当に楽しかったので、このバーベキュー大会に参加できてよかったです。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 C.I

 今回、バーベキュー大会に参加させて頂いた理由は、まずボランティアに興味があったからです。また、普段交流することのできない頸髄損傷者の方々と交流することができることから、このバーベキュー大会に参加することを決めました。はじめは緊張して色々と不安がいっぱいだったのですが、参加者の方々や周りの方々が気軽に話かけてくれたので、はじめの緊張はなくなり、楽しむことができ、すごく貴重な体験になりました。来年も是非、バーベキュー大会に参加したいです。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 S.K

 去年もボランティアに興味はあったのですが参加できなかったので、今回のこの機会に参加しようと思いました。初めは緊張していたのですが、参加者の方々はとても明るく話し掛けてきてくださったので気軽に話せました。また、参加者の方々だけでなく同じ学生のボランティアの方々ともいろいろな話ができたので良かったです。お肉や野菜もとてもおいしかったし、よい天気で楽しい時間を過ごせました。また機会があれば参加したいです。

甲南女子大学 理学療法学科2回生 M.M

 今回、脊髄損傷者の方々のバーベキュー大会に参加させていただいて、今まで1度もボランティアをしたことがなく、不安なことばかりでしたが、バーベキューが始まると、気軽に話しかけてくれる人ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。ボランティアといってもなかなか参加することができなかったのですが、今回のボランティアをきっかけにこれからも様々なボランティア活動に参加していきたいと思います。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 E.K

 今回のボランティアでは、食材を焼いたり、参加者の方々とお話をしたり貴重な経験をさせていただきました。今回のようなボランティアは初めての経験だったので不安もありはじめは緊張していましたが、参加者の方々が気さくに話しかけて下さり、楽しい時間を過ごすことができました。参加者の方々やご家族、ヘルパーの方とお話をさせて頂いたことで、様々なことを学ぶことができました。今回の経験をこれからの学習につなげていきたいと思います。ありがとうございました。

甲南女子大学 理学療法学科2回生 A.H

 今回ボランティアに参加させていただいて、私自身ボランティアの経験がなかったので最初はとても緊張していました。しかし、皆さんとても気さくに話しかけてくださって楽しく過ごせました。ある参加者の方が私に「僕たちのような人は何もできないとよく思われるけれど、工夫や手伝いがあれば何でもできる。医者や学校の先生は『呼吸や会話をするときは常に呼吸器が必要だろう』と言うけれど、実際呼吸器をつけないでこれだけ喋れてるよね。」とおっしゃいました。その方は、呼吸器をつけずに私と30分近く話をしていました。学校だけではなく、実際に自分の目で確かめないと分からないこともあるということが分かりました。来年もぜひ参加したいと思いました。

甲南女子大学 理学療法学科1回生 H.K

 今回私はBBQ大会への参加は初めてでしたし、また頸髄損傷の方との交流も初めてでした。理学療法学科所属ということもあり、頸髄損傷についての知識は多少ありましたが、実際に関わってみることで今回多くのことを学べたように思います。というのも、実際に参加者の方と沢山お話をすることができたからです。私はほとんどお肉を焼く係だったのですが、参加者の方から近づいてお話ししてくださったことが大変印象に残っています。私みたいな者がボランティアと呼べるのか始めは大変不安でしたが、一緒の時間を楽しくすごすだけでも嬉しいと言ってくださって嬉しく思いました。ボランティアとは、“~のためにしてあげる”というように思われがちですが、今回参加させていただいてボランティアの真の意味が“向き合うこと”だと思うようになりました。また機会があれば参加したいと思います。

甲南女子大学 理学療法学科3回生 Y.Y

 今回初めてバーベキュー大会に参加させて頂きました。行くまでは緊張していましたが、行ってみるとみなさんとても話しやすく、楽しむことが出来ました。頸髄損傷の方々と接することは授業では経験できないので、とても良い経験になりました。中には電動車いすに乗って大学に通われている方もおられ、貴重なお話を聞くことができました。公共施設だけでなく、大学も障害を持った方々が通いやすい工夫がされているということを知りました。また脊髄損傷の方だけでなく、他の学校の学生の方や、同じ大学でも普段話すことのない他の学年の方とお話をすることができました。他の学校の様子を聞いたりすることもでき、とても楽しかったです。このような経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

甲南女子大学 理学療法学科3回生 Y.T

 今回初めて参加させていただいて、とてもよい経験をさせていただきました。私に色々お話してくださった方は、事故で頸髄を損傷された方でした。数年前までは普通に出来ていたことも全く出来なくなってしまったという事でした。しかし、このような場に出てくることによって、同じような障害を持っていても、こんなに明るく楽しく活動している方々に出会って、自分もますます活動を広げていきたいとおっしゃっていました。皆さん違った境遇で同じ頸髄損傷という障害を持ってしまったけれど、このような場を設けることで健常者と一丸となって様々な活動につなげていき、たくさんの人達にこういう方達がいるのだという事を伝えていけたら、もっと暮らしやすい世の中を作っていけるのではないかと感じました。

甲南女子大学 理学療法学科4回生 Y.T

今回初めて参加して、このBBQの場が脊髄損傷の方や家族の方の情報交換や交流の場として大切であるということを実感しました。最初はボランティアとして自分がどのように役に立てるのかと不安でしたが、みなさん優しく、交流に参加できてとても楽しい時間を過ごすことができました。交流では家族の方にも経験談や日常生活などのお話を聞くことができ、学校では知ることができない貴重な経験を得ることができました。短い時間でしたが、本当に楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。

甲南女子大学 理学療法学科4回生 A.H

今回で3度目の参加となりましたが、毎回新しい方と出会うことができ、新しい発見ができ、本当に楽しませて頂いております。私たちは普段、研究室の中での作業が多く、目の前の資料やデータに必死になってしまい研究の本来の目的を見失ってしまう事があるのですが、研究の必要性を感じて頂ける方々と接することで、励まされ、初心に帰ることができています。本当に有難うございます。これからも宜しくお願い致します。

兵庫県立大学 大学院修士2回生 T.N

私は今回の催しに参加するまで、頸椎損傷者の方たちがどの程度動いたりできるのか、ということなどがあまりわかっていませんでした。しかし当日参加してみると、みなさんが思っていたより自立した行動ができる方もたくさんいるのだ、ということがわかりました。とくに、お酒なども飲んで大丈夫なのが私の中では意外なことでした。最初は他の学校の人や、身体の不自由な人たちの中で打ち解けられるか少し不安でしたが、班の皆さんとも仲良く過ごせたので、またこういう機会があれば参加してみたいと思います。

兵庫県立大学3回生 M.K

毎年、声を掛けていただきありがとうございます。今年で参加2回目になりますが、今回のBBQ大会も楽しませていただきました。脊損者の方とお話しする機会が普段の生活ではほとんどないため、非常に貴重な時間を頂いたと思っています。また参加者の年齢も様々で、当事者の方々のお話から今後の生活のあり方や大学の研究に関する手がかりについて多く伺うことができました。このような会に参加させていただき、本当にありがとうございました。来年もぜひ参加させていただきます。

兵庫県立大学 大学院修士1回生 S.H

私は、今回のバーベキュー大会に参加し、大変楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。宮野さんをはじめ、主催していただいた方に感謝しています。私は頸髄損傷者の体温調節を研究していまして、今回始めてバーベキュー大会に参加し、実際に頸損者の方々やご家族の方のお話を聞いてみると、体温調節の困難さや、体温表示システムの必要性を大いにひしひしと感じました。また温熱感覚も健常者の私たちには分からない部分が多いので、頸損者の方のお話は大変参考になりました。今、自分が進めている研究がこれほど多くの方にとって重要であることが認識できたことと、研究を進めていく上で机上の空論にならないように、これからも頸損者の方々とお話しをし、研究を進めたいと思いました。

兵庫県立大学4回生 Y.T

頸髄損傷者の方々と実際に会ってお話したのは今回のバーベキュー大会が初めてでした。当日はとても天気が良く、日陰に入っていないと 日差しが痛いと思うくらいの暑さでした。頸髄損傷者の方々は自分の体温調節が困難であるということを聞いていたので、野外でバーベキューというのは体に負担なのではと思ったの ですが、みなさんとても楽しんでおられました。車椅子に乗った多くの方々が一つの場に集まっているのを見て思ったことは、普段の生活の中ではあまりこういった方々の姿を見ないということ。街や、施設、制度などの環境の整備が必要であるなと感じました。医療・福祉関係の学校の学生たちや、ボランティアの方々、先生など多くの人が集まった場だったので普段では聞けないようなお話も聞けて貴重な体験でした。

兵庫県立大学3回生 S.M

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