縦横夢人2012年冬号(No.5)2012年3月1日発行
今年度もやりました”忘年会”
去る、年も押し迫った12月17日(土)恒例となった兵庫頸損連絡会の忘年会を行った。ところは、神戸市長田区大橋町アスタプラザ1階にある沖縄料理店「和流酒菜 空(そら) 新長田店」。JR新長田駅を下車して2号線沿いに徒歩3分ほど行ったところ、と地図にはあるが方向音痴の私は結局一緒に行ったNさんに頼ってしまった。参加者総勢27名。車いすでのアクセスも問題なく店内に入る。店の従業員も慣れているのかテーブル席のテーブルも自由に移動させてよいとの許可がでる。店によってはテーブル移動を認めないところがありそれは入店拒否に等しい。
さて、ここで問題。皆さんは沖縄料理をどれぐらい知ってますか?沖縄料理で知ってるモノと言えば、沖縄そば、ゴーヤチャンプル、タコ飯、島らっきょうの天ぷら、豚の角煮、海ぶどう(これは料理?)それぐらいですか?
そうなんです。沖縄料理というのは特別に決まったモノは無く(と、私は思う)、我々日常食べているモノが作られている、と思った方が分かりやすいかな。
しかし、違いがあるのはお酒。特に焼酎の種類は豊富。すべての銘柄を飲み干すのにはどれぐらいの日にちがかかるでしょう。そんなお酒を忘年会恒例のボトルで注文するのは宮野事務局長。♪飲んで、飲んで、飲まれて、飲んで♪…空(から)になるのも恒例?
11時集合が1時間遅れで始まり、食って、飲んで、終わりが15時。飲むピッチだけはいつもと変わらない忘年会でした。
参加された皆さんお疲れ様でした。都合で参加できなかった皆さん来年こそは参加をして下さいね。(報告:三戸呂克美)
平成23年度を振り返って
平成23年3月11日に発生した東北大震災とその後すぐに起こった福島原発事故は我々にとって生活を大きく変更することになった。震災は阪神大震災を思い出さずにはおれなかったがさすがに津波の映像には恐怖を感じた。スマトラ沖地震のときにも津波の映像が流れていたが、押し寄せる水の力の強さに現地にいた人たちは逃げることすらできなかったのかもしれない。そして、津波が去った後には何も残さず、根こそぎ持ち去る力にも唖然とした。また、大きな被害が出た各地の水害も記憶に残る。
5月に開催を決めていた全国総会東京大会が中止になり、急きょ兵庫支部が担当することになった。最終的には明石市生涯学習センターでの開催を決めたが、そこに至るまでには、開催場所の確保、実行委員会の発足、担当決めなど兵庫、大阪支部の会員には無理を言ってやってもらったことに感謝している。準備期間も短い状況での開催だったが会員の協力のもと開催できたことは今後のイベント開催にも大きな自信となるだろう。
4月に毎年開いていた支部定例会であるが、今年度から総会の形をとり、実質的には格上げしたモノとなった。今後は年1回開催する総会により会運営についてすべての審議がされる場となり、定例会は必要に応じて開催されることになる。また、会員が顔を合わす機会づくりとして住居地に近い場所で開催する地域交流イベントも継続して実施した。6月は西宮において震災募金活動を実施し多くの人に支援をいただいた。7月は在宅生活をしている重度の人との交流も実施し年1度の顔合わせとなる人もいるが、生活上での問題点の話合い、それに対する経験談話や解決方法等の情報交換を行うことで安定した在宅生活の一助となる。知らず知らずのうちに困難な状況が時間とともに薄れてしまいその状況が当たり前になっていることがある。生活上の問題解決は話し合う中で発見されることが多い。地域交流イベントはそんな状況を解決する場でもある。在宅生活や施設生活をしている人がどこにいるのかもわからない現状を打破することも目的である地域交流会を今後も継続していかなければならない。
恒例になっているBBQは兵庫頸損連絡会主催の大イベントであり頸損をPRする場でもある。生活支援に欠かせないヘルパーが事業所との契約により派遣されるようになってからボランティアに依頼することが少なくなっている昨今唯一接触できるイベントがBBQである。ボランティアの学生との交流は我々人間としての生き様を見てもらえる場である。
昨年度から今年度にかけて仲間の訃報が多く届いた。風邪から痰が絡み呼吸困難に陥り心停止になった例が多いと聞く。日頃から体調には気をつけているがより一層の健康管理をやって行きたい。
(文責:三戸呂克美)