大阪頸損連絡会「頸損だより」2001夏(No.78)兵庫県頸損連絡会設立準備室だより

頸損だより2001夏(No.78)

兵庫県頸損連絡会設立準備室だより

今年の桜は例年になく美しく咲き乱れていたように感じました。皆さんはいかが感じられたでしょうか。

さて、先日行われました、大阪頚損連絡会総会の席上で、兵庫県にも頚損連絡会を設立することを発表させていただきました。現在、大阪頚損連絡会には、大阪、兵庫、奈良、和歌山に在住の方が入会しています。そして、活動も活発に行われています。それも、役員の皆さん、また協力していただいている協力会員の皆さんのご支援があってこそであります。

しかしまだ、頚損連絡会の存在さえ知らずに、病院や在宅、また施設で生活されている人が多くおられると思います。兵庫県は県立総合リハビリテーションセンター(県リハと呼ぶ)を神戸市西区に設置しています。そこは病院を初め、特別養護老人ホーム、救護施設、授産施設、そして重度身体障害者更生援護施設(自立生活訓練センターと呼ぶ)があります。西日本各地から頚損者が多く集まるのも最近の傾向でもあるようです。

病院に入院しリハビリを受けて、自立生活を求めて自立生活訓練センターに入所してくる人、また希望しても入所できずに在宅や施設生活に入る人がいます。その他、県リハに来ず、他の病院などから在宅や施設生活に入る人もいます。今、現在どれだけの頚損者が兵庫県内におられるのかわかりませんが、頚損者が地域で生きていくことは並大抵のことではありません。情報の入手が生死を分けることもあり、ネットワークを作るのが急務と思います。

兵庫県は広大なエリアを持ち、都市部と郡部の生活格差は広がるばかりで、交通網は道路ばかりが作られ、公共の交通機関網は皆目といっていいほど出来ていません。自分一人という不安から解放されることで生活が一歩前進できれば兵庫県に頚損連絡会を作った意義があると思います。当面は、このコーナーで兵庫頚損連絡会を設立する準備室として情報を発信します。現会員の方で知り合いや友人をご紹介ください。頚損当事者はもちろんのことですが、お手伝いしていただける方、また金銭面でもサポートしていただける方も含めて、下記の住所に、郵送かメールでお知らせください。

楽しい一日、楽しい一年、楽しい一生を送ろうではありませんか。

兵庫頚損連絡会設立準備室

〒651-2134

神戸市西区曙町1070

県立総合リハビリテーションセンター 自立生活訓練課

三戸呂克美

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