大阪頸損連絡会「頸損だより」2006夏(No.98)兵庫頸損連絡会第2回例会報告

頸損だより2006夏(No.98) 2006年6月24日発送

兵庫頸損連絡会 第2回 例会 報告

三戸呂克美

去る、4月27日(日)、兵庫頸損連絡会第2回例会を開催した。場所は、JR明石駅そばの明石市生涯学習センター8階工芸室。時間は、午後1時から5時。

出席者は、坂上、宮野、吉田みち、山口等、鳥屋、竹内知子、三戸呂、介助者4名の11名。

当日は、薄曇りの天気の中、チラシでの案内は行なったが直接の呼びかけが行なえずに開催したためか参加者が少なかった。この例会は、兵庫頸損連絡会の今後の活動方針を決める会合であり例会とはいえ総会に匹敵するものである。

議事進行に桜井氏を予定していたが風邪の為欠席で急きょ事務局長の宮野氏に交替する。議事進行はプログラムどおりに進み、意見交換等も活発に行なわれたが会場閉館時間となり中途ではあったが終えることになった。

今回はミニフォーラムという形で意見交換を行なった。テーマを決めての話し合いだったので質問なども多く出て学習会的なところもあり結果としては収穫があったと思う。

大きく進んだ点は、会を発足した時点では具体的方針も決まらず活動もあまりできていなかったが、全国大会を機にして役員体制も取れ組織として動ける状態になった。今後大きく活動エリアを広げる為に、機関誌の発行や会員募集のリーフレットの作成に取り掛かることになった。兵庫県は広い。各地域はそれぞれ特色ある顔を持っている。その分同じ頸損でも生活の仕方が違ってくる。そんな地域に点在する仲間との交流をすることも会に求められる使命だろう。

以下は当日行なわれた内容である。

■報告事項

1号議案:活動・事業報告

2005年度活動報告について・・・宮野事務局長

※ 配布資料参照

「所感」

全国頸損連絡会総会兵庫大会の開催を機に一気に活動が活発化した。その要因は、準備委員会に参加したメンバーに兵庫頸損連絡会が目指す目的と社会的に果たす役割が明確になったことが挙げられる。

2号議案:会計報告・監査報告

2005年度会計報告・・・三戸呂会長

※ 配布資料参照

「所感」

現在会員数が少なく事業費および活動費が満足に使えない。会組織が充実するまでは活動はカンパ、企業の寄付・協賛、また各種助成金等を求めることになる。

監査報告・・・坂上監査

※ 監査報告書参照

「坂上監査より」

会計を明確にするため以下の事項を厳守すること。

  • 帳簿の設置
  • 領収書と明細書をセットで管理する
  • メモ書きも重要な証票になるので残すように
  • 立替金の処理を早めにする

■審議事項

3号議案:新役員紹介・・・宮野事務局長

昨年度に続き全役員の留任が承認された。

※配布資料参照

「所感」

現在、役員が動きやすい状況でない事は重々承知している。役員、会員のネットワークを緊密にして相互に連絡を取りやすくすることも重要であり今後の課題でもある。

4号議案:活動・事業計画(案)審議

2006年度活動・事業計画

※配布資料参照

「所感」

一年の流れは大きく変わらないが今年度は教養学習会や兵庫名産品めぐりなどのイベント参加も行事に取り入れたい。

5号議案:予算(案)審議

事業ごとの予算は組めず、機関誌作成に2万円の予算を組み込んだ。

「所感」

資金不足は現状の会員数による会費収入では賄えないのは明白である。助成金や、会独自の収益事業も考えていかなければならないだろう。

6号議案:機関誌の発行について

タイトル・・・『楽生歩(らいふ)』

※創刊号の構成・機関誌発行継続の構想は配布資料参照

7号議案:兵庫頸損連絡会紹介リーフレットの作成について

※内容等の構成については配布資料参照

作成に要する予算として20000円を計上する。

「所感」

作成に要する費用は助成金等に求めることも考慮し早期実現に向けて努力する。

兵庫頸髄損傷者連絡会 第2回例会プログラム日時:2006年4月23日(日) 13:00~17:00

場所:明石市生涯学習センター (8階工芸室)

13:00   受付開始
13:15   司会進行(桜井)

  • 開会あいさつ(会長)
  • 参加者自己紹介(司会)
13:30   例会開始

  • 活動報告・活動計画 等(宮野)
  • 資産報告・予算案(三戸呂、布上)
  • 監査報告(坂上)
  • 役員選出・承認(宮野)
  • 質疑応答
15:00   休憩
15:15   ミニシンポジウム「これからの兵庫頸損連絡会を考える」(宮野)
16:30   閉会あいさつ(坂上)
17:00   終了

 


2部のミニシンポジウム 報告

※ 配布資料ミニシンポジウムレジュメ参照

ミニシンポジウムの内容は、これからの兵庫頸損連絡会の方向性を求めるものであり、会員の皆さんに広く意見を求める為に設定した。

・DPIについて

現在、全国頸損連絡会名義で団体加盟している。組織上の扱いは常任理事として活動に参加している。

DPIの活動は、加入している団体個々の活動より特化した個人の活動が主であり、各団体は必要とする情報を求めることの方がメリットがあると思われる。

個人の活動が主ではあるが、専門的に細部にわたる情報収集、現状調査等の能力は素晴らしいものがある。

兵庫頸損連絡会としてはDPI活動を理解した上で参加・協力できる事業に対しては参加また協力したい。

・機関誌の発行

・活動資金の調達

・当事者への働きかけ

上記については頸損連絡会の本来の目的にあった活動であり、すべてにつながる項目である。

会の目標であり目的でもあるので常に念頭に置き会活動に邁進したい。

兵庫頸損連絡会 第2回例会 ミニシンポジウム レジュメDPIについて

  • DPIとは?
  • DPIの活動について
  • DPIと頸損連絡会との違い

脊損連合会との協働について

  • 全国脊損連合会兵庫支部の支部長中島さんより活動を協働してやろうとの誘いがある。

機関誌の発行について

  • 兵庫頸損連絡会の会報が無い。

活動資金調達について

  • 会員の少ない現在、会費収入には頼ることができない。
  • 将来的には事業をおこない収入を得る。

当事者への働きかけについて

  • 兵庫県内に暮らしている頸損者に入会を勧める活動。
  • 病院,施設にいる当事者に対するセルフヘルプ活動。
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