⑩あずきミュージアム-電動車椅子で楽しむためのバリアフリーガイドマップ

 調査員 宮野 秀樹

 株式会社「御座候」が、あずきをもっと知ってもらいたい!という思いから誕生させた世界初のあずきのことだけを展示紹介する施設です。あずきって私たちの身近にある食品であり、日本人の生活に深くとけ込んでいる豆です。でも、あなたはどれだけあずきのことを知っているでしょうか?「小豆」と書いて「あずき」と呼ぶのは何故?あずきはどのように育つの?あずきの花ってどんな色?いつ頃から食べるようになったの?世界中で食べられているの?どれだけのことに答えられますか?このミュージアムに行けば、あずきの全てがわかります。あらためて赤い一粒のあずきを見つめてみてください。そこには奥深い世界が広がっているはずです。…って、私は決して御座候の回し者ではありませんよ(笑)
 「御座候」についても説明しておきます。御座候だけを聞いてもピンとこないと思いますが、地域によって呼び方が違うだけでみんながよく知っている食べ物なんですよ。東日本では主に「今川焼き」と呼ばれます。西日本では「回転焼き」が主流。全国的には「大判焼き」と言えば大体通じるのではないでしょうか。粒あんがギュッと詰まった昔からある定番のお菓子です。姫路では「御座候」という会社が作っていることもあり、御座候という呼び方が定着しています。
 そんな御座候の命ともいえる「粒あん」は全て「あずき」からできているので、そのあずきをクローズアップしているのがあずきミュージアムなんですね。会社が自社商品の原材料を紹介するという、まさに豆だけに手前味噌ですね!(うまくない?)
 ビックリなのが入館料。一般は1,200円です。割引はありません。介助者1名分含めると計2,400円になります。調理体験ができるのですが、調理体験室は車椅子の入室は遠慮されています。そう、ただ展示を見るだけに支払う入館料なんですよ!(当たり前か) でもね、これが結構面白いんですよ。実際に見てもらえばわかると思うので詳しくは話しませんが、あずきって本当に奥深いんですよ。私はマニアックなので結構ハマりました。かなりあずきに関して詳しくなりましたよ。そして、このミュージアムであずきのことをたっぷりと学んだ後に、中2階のミュージアムレストランに行ってあずきスイーツを味わってみてください。めちゃくちゃ美味しく感じますよ(いや、実際旨いんですよ)。
 車椅子用トイレは1F受付近くに広い多目的トイレがあります。調査用電動車椅子が旋回できる広さでした。オストメイト対応だったので、お土産に私のこしあんを流してきました。
 あずきミュージアムへは、JR姫路駅南口より新幹線高架沿い東へ約15分かかります。電動車椅子でも行ける距離だと思いますので、姫路へ来た際には是非立ち寄ってみてください。宮野はオススメです。

azuki 1

巨大な小豆(あずき)オブジェ
azuki 2

めちゃ広い多目的トイレ


あずきミュージアム|御座候
あずきミュージアム – Google マップ


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