調査員 米田 進一
西の比叡山と称される天台宗の古寺。西国27番札所でもあり、ロープウェイを降りれば、そこは深山幽谷の世界。京都の清水寺に似た摩尼殿、重要文化財の大講堂、食堂などは一見の価値があります。
近年、映画「ラストサムライ」のロケ地にこの三つの堂が登場しましたが、これはラストサムライのスタッフが姫路市の職員につれられて訪れた際に感激し、この地に決まったそうです。そしてNHK大河ドラマ・武蔵(2003年)や軍師官兵衛(2014年)のロケ地にもなった所でも知られています。
ロープウェイを降り移動し約5分、入山志納金500円を支払ってすぐの所に分岐点があり、直進は急な勾配と凸凹道が続くというので、どちらも凸凹があるのでまだ移動しやすい送迎車が通る道を選択しました。自然と触れ合いながら所々凸凹道を移動していると、バスが往復するたびギリギリ横をすり抜けて行きます。圓教寺宿館までは辛うじて行けますが、その先は階段と勾配があり、これ以上は無理と判断し、三つの堂まで目標でしたが、四分の一の所で断念せざるを得ませんでした。圓教寺会館は宿泊や精進料理で有名ですが、階段があるため車椅子では入ることが出来ません。
※行く価値はありますが、参道に急な勾配と凸凹が多いので、行かれる際は十分気をつけて下さい。
●所在地 〒671-2201 兵庫県姫路市書写2968 ℡ 079-266-3327 トイレは近くに有りません。
●アクセス 姫路駅バスターミナル10番乗り場「書写ロープウェイ行」30分 ロープウェイ山上駅5分
天台宗別格本山 西国二十七番札所 – 書寫山圓教寺
圓教寺 – Google マップ
⑪映画「ラストサムライ」のロケ地でもある書寫山圓教寺(しょしゃざんえんきょうじ、書写山円教寺)-電動車椅子で楽しむためのバリアフリーガイドマップ