行事報告 兵庫頸損連絡会定例会 「縦横夢人」2020年冬号(No.27)

「縦横夢人」2020年冬号(No.27)
行事報告

兵庫頸損連絡会定例会を終えて

PDF 兵庫頸損連絡会定例会を終えて

米田 進一

 平成から令和になりましたね。生まれてから元号が変わるのは2度目となります。去る12月15日、令和最初の定例会が芦屋市にある「木口記念会館」の3階にある大会議室Aで行われました。今回初めて利用する会場は、真新しく新鮮味もあり、とても利用しやすい環境でした。当日は寒い日でしたが、20名弱の参加者が集まりました。

 はじめにミニ勉強会と題し、当会の人工呼吸器使用者の一人でもある井上歩さんが、今秋、家族と日帰りで旅行会社を利用し、淡路島で温泉に入るという目的を達成されており、その様子の映像記録を参加者と鑑賞しました。その後、上半期の活動報告を行いました。

 定刻の13時30分になり、井上さん自身初の主演作品となる上映会が始まりました。温泉旅行に行こうと計画したきっかけは、叔母さんがラジオで聴いた情報でした。映像を流しながら制作に携わった神吉良輔さんの質問に答えていく井上さんとお母さん。35分間の上映会は「あっ」という間に過ぎてしまいました。心の声を言葉にするならば「えっ、そうなの?」「スゴイなぁ」「いいね!」「アカ~ン!」と言った表現になってしまいます。この映像は今後の資料として活用させて頂けそうで、詳細内容は暴露しては面白くないと思いますので、恐縮ですが、割愛しておきます。

 この旅行記事は新聞にも掲載されています。

 休憩を挟み上半期の活動を振り返りました。主な行事として5月に全国総会・九州大会が大分県別府市で開催され、2日間雨に見舞われました。6月には宿泊体験合宿があり、今年は10代の若い2名が参加されました。9月には3年ぶりにBBQ大会が開催されました。11月に人工呼吸器シンポジウムが12年の時を経て開催され、前回と現在の生活にどのような変化があったのか、私以外に4名の人工呼吸器ユーザーがパネリストとして登壇し、各々が実現出来ている事、出来ていない事を自らの声で来場者に訴えていました。
 今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。全ての日本人選手を応援しましょう。

 


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