「縦横夢人」２０２１年冬号（No.31）2021年2月15日発行
行事報告
2000年 リモート忘年会報告
米田 進一
昨年は世界中に新型コロナウイルスが蔓延し、多くの感染者と犠牲者が今も尚、増え続けています。この原稿を執筆している1月2日時点で8000万人以上の感染者があり、一億人に迫る勢いに心が痛みます。頸損連の行事も殆どリモートで行い、外出も自粛せざるを得ない1年となりました。年の締め括りとして忘年会だけは盛り上がりたいと思い、リモートで開催する事にしました。内容も2ヶ月半前からどの様にしていくか悩みましたが、幾つかの候補案から、実践を交え、何かと手こずりながら忘年会が終えた事を報告致します。
当日11名の参加者がオンライン上で顔を合わせる事が出来ました。ただ、私の不手際でオンラインに接続する事が出来ないハプニングもあり、戸惑いましたが、何とか参加された事に安堵しました。開宴12時になったところで、三戸呂会長に挨拶をお願いしようとしたところ、画面上にはまだ三戸呂会長の姿がありません…。恐らく社長出勤されるのか？念のため前日に開宴挨拶をお願いしますと電話で伝えたので遅れはないと思っていましたが、やっぱり遅れて来られました。（笑）
自由人三戸呂会長の開宴挨拶
定刻時間が過ぎていたので三戸呂会長に開宴挨拶をして頂き、すぐさま宮野事務局長に乾杯の音頭を取って頂きました。乾杯を済ませ各参加者が昼食を食べながらしばし時間を取りました。
うっかりしていた事もあり、中には13時頃からしかヘルパーさんが来ない為、昼食を摂れない方もおられ、もっと配慮してスケジュールを考えて実施するべきだったと後悔しました。この場を借りてお詫び致します。
ZOOMオンライン参加者の様子
私はピザをテイクアウトして久しぶりの外食気分を味わえました。
テイクアウトしたピザ
参加者の方もテイクアウトやヘルパーさんが作られた昼食を頂きながら談笑しました。13時になり、予定していた写真のお披露目会をする事にしました。各順に写真を提示していくのですが、幼少期の頃や、頸損時の写真、若かりし頃の自分の写真など、多くの知られざる姿を見られた事は良かったと思います。また、外出中で撮れた奇跡の一枚も共感を得る物がありました。私個人が驚いたのは、若い頃から坂上さんが男前過ぎだった写真を見る事が出来たのは良かったです。(笑）
生後八ヶ月の私
姫路城上空に描かれたハート型の飛行機雲
全員が写真を見せ終えた後、質問タイムに移ったのですが、予定していた項目全てを答える時間がなかったので、一部省略する事にしました。その項目に「コロナが終息したら何がしたいですか」という質問に、「旅行がしたい、行事も出来なかったので2年分の思いを込めて積極的に動きたいと」いった返答もありました。今年、我慢の年でしたので同じ思いがありました。14時になり、土田さんの絵画をお披露目する事にしました。
土田さんが描いた絵画の一枚
土田さんは口で筆を咥えて絵を書いています。独創的に上手く表現した絵は、一枚につき1ヶ月近く製作に時間がかかるそうです。なかなか集中力も継続しなければならず、完成度を見ると高値がつく程の代物ではないでしょうか。
次に伊藤さんによる「ハーモニカ演奏会」を行いました。伊藤さんが練習に練習を重ねて披露する4曲は、何度か聞き慣れた私たちも目を瞑ってリラックスしながら聞ける心地よい曲でした。
気持ちを込めて演奏する伊藤さん
最後に参加者全員が一年を振り返り、コロナがこんなに長く終息しないとは誰も予測されていなかったと思います。一年の月日が流れ、こんなに我慢する事がなかった事から、外出も出来ず極力自宅で過ごす時間も多くなり、全員疲労感も伺えました。今年こそは良い年を迎えたいと誰もが思う事ですが、一刻も早くワクチンを接種出来ればと思っています。ただ、変異種のウイルスも国内に入ったと知り、新たな問題も出てくるのではないかと心配もあります。数ヶ月後、オリンピックやパラリンピックも控えているので、早く安心出来る生活を取り戻したいと願います。
今回、初めての試みであるZOOMを利用した忘年会は、私自身もホスト役を担うに至り、慣れている方にアドバイスを受け、当日まで何度か練習に付き合って頂きました。分からない事はメモに残し、自分の携帯を練習台として、間違いが無いか繰り返しました。回数を繰り返す事で要領もスムーズに行え、あとは本番を迎えるだけでした。が、私自身、やはり本番に弱い所が出てしまい、皆様にご迷惑をおかけしました事をお詫び致します。皆様、また元気でお会いしましょう。今年は良い年でありますように。
