活動報告 支部間交流会 神奈川-兵庫 「縦横夢人」2021年夏号(No.33)

「縦横夢人」2021年夏号(No.33)2021年8月16日発行

神奈川会員さんと支部間交流会を開催して

PDF 支部間交流会 神奈川-兵庫

米田 進一

 今年度から取り組んでいる、地方の方と交流を持つ機会を作りたいという思いで、オンラインを活用した「支部間交流会」を実施しました。今回、神奈川・東京支部の会員さんと、色んな話が出来ましたので、その内容を報告致します。
 去る6月19日(土)の午後から、兵庫支部9名、神奈川支部から7名、東京支部から2名の総勢18名でオンライン交流会を行いました。
 私自身、神奈川支部の数名の方とは別の行事でお会いしておりましたが、殆どの方々は全国総会・神奈川大会以来で、中には初めてお会いする方もおられました。
 各自の自己紹介をふまえ、コロナ禍によって生活状況が変化した事や、ワクチン接種の進捗状況などを話して頂きました。緊急事態宣言中(以下、同宣言中)であることから、ほぼ全員が自粛生活を余儀なくされていました。同宣言中はストレスが溜まることが多く、交流会を行った時点では、宣言解除の見通しが立っていませんでした。両支部の会員さんのコロナ禍のご様子について、以下に記します。

 伊藤さんは昨年、十二指腸潰瘍で黒い便や出血があり救急搬送されたそうです。同年4カ月間一度も外出しなかったストレスで、潰瘍が五個も出来ていたらしく、大変だったと仰っていました。現在は回復されているとの事で安心しました。
 瀬出井さんは、コロナ禍で仲間と会えない上、趣味であるフラダンスやフラワーアレンジメントがあまり出来なかったそうです。
 ジッペラーさんは在宅ワークを週に2、3日行っています。日本の「差別解消法」とアメリカのADA「米国障害者差別禁止法」を比較した上で感じた事は、「意外にも日本の方が優れている。日本の方がマシですね」という事を仰っていました。
 星野さんは褥瘡により活動が出来なかった事と体力の低下も影響し、ベッドを起こすだけで貧血になると仰っていました。
藤井さんはコロナ禍になってから、オンラインで観劇や旅行を楽しまれているそうです。
 矢野さんは5月に接種券が届いたそうですが、電話予約が難航し、8月4日にかかりつけ医でようやく一回目の接種を受けるという事でした。
 赤瀬さんは絵画を描く活動をされ、配布用にカレンダー作成もされているとの事でした。
 上野さんは8月に“聖火ランナー”として走られるそうです。東京支部では近年、活動が殆ど出来ておらず、交流会を体験したかったとの事です。
 関根さんは就労されておられ、在宅ワークに切り替わり通勤しなくなった事で「コロナ感染のリスクが減った」と喜んでおられました。


神奈川支部の皆さんと交流会を行った。

今年は“東京オリンピック・パラリンピック”が開催されることから、「首都圏の方が関西より接種環境が整っているのだろう」と思っていたので、逆に遅れていると知り、驚きました。
 最後に重度訪問介護サービス(以下、同サービス)についての話にも触れました。神奈川・埼玉以外も同サービスに対応している事業所が少なく、宿泊を伴う同行支援を断られるとの意見もありました。その理由として採算が合わない事が挙げられます。また、全国的に同サービスの事を知られていないという現実もあります。この二つの課題を解決する事が、理想の暮らしに近づく一歩になると私は信じています。
時間もあっという間に過ぎ、予定していた時間をオーバーするほど盛り上がりました。もっと話したい事がありましたが、またの機会にとっておきたいと思います。(笑)
 今回、まとめ役として会員さんへの呼びかけをして頂いた伊藤さん、有り難うございました。
 神奈川・東京支部の皆様、また交流会を企画しますので、今後とも宜しくお願い致します。


神奈川支部会員の皆様より支部間交流会の感想を頂きました。

米田 進一


 コロナ禍で外出もままならない日々、会の集まりも無く皆さんのことが気になっていましたが、リアルタイムに元気な表情と共に、ワクチン接種などの近況も伺えてよかったです。
 コロナは嫌な奴ですが、結果zoomという新たなツールで交流を深められる時代となり、コロナ禍が落ち着けば、さらに良い方向に進んで行けることを期待しています。
zoom交流会という素晴らしい機会に参加させていただき、ありがとうございました。

(赤瀬 陽久さん)


 交流会に無事初参加させて頂きありがとうございました。コロナ禍のご時世、便利なツールですね。こんな騒動がなければ、きっと全く知らずに終っていたと思います。
 久し振りに皆さんのお顔を拝見でき、とてもうれしかったです。話題は尽きませんね。楽しかったです。
 自宅ばかりにいると、何か社会から孤立しているように感じることもあり、人とのつながりの大切さを改めて感じました。
 コロナが終息し、また実際に皆さんにお会いできる日が来ることを楽しみにしております。
 兵庫支部の方々にはこのような企画をご計画いただき、どうもありがとうございました。(次もまたありでしょうか?)

(瀬出井 弘美さん)


 パソコンのモニターを通してではありましたが、お顔を拝見しながら、近況や介護について、外国人のメンバーもいらしたので、日本と海外のバリアフリー事情、コロナウィルスのワクチン関連の話題まで、充実した時間を過ごさせていただきました。
とても楽しく、勉強になりました!ありがとうございました。このような機会がありましたら、また、参加させて頂きたいです!!

(藤井 由布子さん)


 皆さんの顔が見られて元気になりました。いろんな話が聞けて良かったです。地域によって福祉の制度の違いがとてもよくわかりました。
 意外と時間がアッという間に過ぎていたのにビックリしました。とても楽しい一時でした。
 米田さん声を掛けていただきありがとうございました。また、zoom交流会やりたいですね。今後とも、よろしくお願いします。

(伊藤 道和さん)


 楽しい時間を共有させていただきありがとうございました。運営お疲れ様でした。
有意義な話が聞けてよかったです。オンラインだと地域の垣根がなくみんなと会えて楽しいですね。また声をかけていただければ幸いです。
 東京支部も(2人とも埼玉県ですが)来月末にはいちどやりたいねと話しています。

(上野 優一さん)


 東京はコロナ禍で活動も停滞してしまっていますが、兵庫頸損ではオンラインで交流会をしているとお聞きし、飛び入り参加させていただきました。
 オンラインだからこそ、気軽に全国と繋がれて、情報交換できるのが良い点だなと感じます。コロナ禍の過ごし方や、ワクチンの情報、公的サービスなどの情報交換をしつつ、画面を通してでも顔を見られるのは嬉しいですね。
 今後、東京でもオンライン活動を企画中なので、参考にさせていただきます!

(関根 彩香さん)


Thank you as well.It was very enjoyable.
(こちらこそ、ありがとう。とても楽しかったです。)

(ジッペラー アイラさん)


 以上です。感想文ありがとうございます。
 神奈川支部の皆様、また交流会を企画したいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

兵庫頸髄損傷者連絡会 一同


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