兵庫・人工呼吸器ユーザーNEWS(仮)vol.2

縦横夢人2011年夏号(No.3)2011年6月1日発行

~第8回人工呼吸器使用者情報交換レポート~

米田 進一

 去る3月10日に第8回人工呼吸器使用者情報交換を行いました。この日は、池田さんをNHKが取材する「きらっと生きる」という番組スタッフと共に半日を過ごしました。NHKの取材は、先日から行っていたようでした。メンバーの集合が遅れ、約一時間ほど、遅いスタートとなりました。

①各自近況報告

カメラも廻る中、メンバーが揃った時点で各自近況報告を行いました。
米田は電動車いすの移行に向けての準備や身体の不調の報告、パソコンの修理。Iさんは、訪問介護の申請報告。Yさんはヘルパー事業所を探しているが引き受けてくれるところがない。池田さんは放送大学にて心理学の勉強中。

②今年の目標

米田は電動車椅子にチャレンジ。家族旅行の計画。Iさんはヘルパー事務所が見つからないので、先の見通しがつかない。Yさんは車椅子上での時間を増やす。簿記試験1級のチャレンジ。池田さんは東北旅行の計画をしていたが、震災により沖縄に行き先を変更。

③広島交流会の企画について

去年、全国大会と大阪宿泊企画に来られた広島のS・Hさんに会うために、メンバーに問いかけてみました。(米田、I、池田)呼吸器メンバーが、いつになく乗る気だったのが、嬉しかったのです。でもそれはテレビカメラが廻っていたからなのか…?(笑)5月中旬に呼吸器メンバーだけで広島交流会に行くことになりました。また次号で報告します。

④今後の不安を解消するために

受傷したことで人生が一変したのはみんなそうだろう。交流会の途中、「将来がとても不安だ」という声も挙がりました。本人だけではなく、家族も眠れないほどの悩みがあると。それは、誰しもが思うことでしょう。思っていても言えないことが辛くなることもあるのではないでしょうか。呼吸器を使用しながらも今後どうやって生きていくかは、自己選択、自己決定するべきだと思います。そのためには、まず自分の現状を知ってもらうこと。役所への申請や、交渉なども納得するまで何度も行う。全てを他人任せにするのではなく、時には協力者とともに自ら動く事も必要です。ただ、自分一人で悩むのではなく、第3者の意見や想いを参考にすることも必要です。そうすることで少しでも悩みが解消し、さらにみんなと共に今後の人生が開けていく交流会が、今後も継続していけるように頑張りたいと思います。

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