縦横夢人2011年夏号(No.3)2011年6月1日発行

危機管理って何?

宮野 秀樹

このたびの東日本大震災におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様またそのご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

「想定外の大災害」阪神淡路大震災を経験した私も、揺れに対する怖さは想像できても、津波によって全てが飲み込まれ奪い去られる恐怖は想像もできませんでした。繰り返し放映される津波の映像を見て、どうしようもない自然の力に激しく動揺し、考えることも停止してしまうような無力感に襲われました。これが“畏怖”というものなのでしょうか。
そして、この震災によってまた「危機管理」の問題について考えさせられましたね。危機管理とは、事故や災害といった不測の事態が起こったときに、被害を最小限に抑えようとすることです。被害を最小に抑えるためには、正しい情報をできるだけ早く公開することが重要なはずですが、残念なことに全く真逆の方向へ向かっていることがメディアにより連日報道されています。“正確ではない情報”を出すことで被害が拡大し、その責任をなすり付け合う。危機管理の最も中心的な組織がこの状態であるから、一体誰を信頼すればよいのだろうか。「頼っても無駄」といった諦めモードが漂っている。
だからといって危機感をマヒさせるわけにはいかない。被災地と被災者だけの問題ではなく、どのように復興していくかは私たちの問題でもある。できることは何でも協力したい。そして危機管理についても今一度考えましょう。不測の事態を障害ある体でどのように乗り切るのかを。

もくじ

活動報告「兵庫支部 第1回総会 報告」
活動報告「東日本大震災・被災障害者救援募金」
活動報告「スプリングフェア2011参加報告」  (宮野秀樹)
会員報告「人工呼吸器メンバー交流会in広島」 (米田進一)
兵庫・人工呼吸器ユーザーNEWS 人工呼吸器使用者情報交換レポート(米田進一)


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