縦横夢人2011年秋号(No.4)2011年11月1日発行
兵庫頸損連絡会 (山本 智章)
去る7月9日(土)、まだ梅雨が明けるか否かの蒸し暑い日にJR大久保駅から徒歩2~3分の所にある明石市立産業交流センターで頸損者、介助者を含め16名が集まり、13時~17時まで冷房がある涼しい会議室で交流会が行われました。JR大久保駅に着いて会場に向かうまでの少しの距離ですが日焼けするぐらいにとても暑かったです。イオ○明石ショッピングセンターで買い物をしてから参加する人たちもいました。この日のお昼ご飯は前もって注文をしていたお弁当で、13時ごろに会議室まで配達してもらえるという、良心的なお店でとても嬉しかったです。また、お弁当の種類も豊富で値段も安かったので良かったです。まず、皆さんお待ちかねのお弁当を食べてお腹のむしが落ち着いたところで、交流会が始まりました。というよりもお弁当を食べている時から、皆さん隣の方や前の方とワイワイ喋りながら談笑されていましたので、いつのまにか始まっていました。
当初、交流会の企画はお弁当を食べながら、頸損者や介助者が日常生活で困っていることや気になることなどを話し合い情報交換ができればと考えていました。参加者から質問や意見がなければ13時~17時までの時間の使い方が不安でした。いざ、昼食を終えて全員が自己紹介をして、一つの質問が出てからは次々と色々な質問やそれに対する意見が飛び交うようになり僕の不安は消えて「ほっと」しました。色んな話の中で、ベッドから車椅子への移動の方法(どんなリフターを使用しているのか)や電動車椅子の話では身体に合っていないから座った時に違和感があることや、バッテリーがすぐに切れてしまうことなどの話がありました。真面目な話から笑えるような話まであり、皆さん楽しまれているようでした。楽しい時は早く過ぎてしまうもので、気がつくと17時前になっていたので会議室のテーブルやゴミなどを片付け、今回の明石地域交流会を無事に終える事ができました。
今回、明石地域交流会を通して感じたことは、参加された多くの方が明石に在住で、また質問や意見なども明石の方々が多かったと思います。このような近隣の方々が集まれる地域交流会があれば色んな情報交換ができ、実際に当事者と会って話ができることが地域交流会の大事なところだと思いました。