PDF 全国頸髄損傷者連絡会 設立40周年記念 「頸損の排泄を考えるシンポジウム・支援機器展示」を終えて (機関誌「頸損」No.111より)
全国頸髄損傷者連絡会 設立40周年記念
「頸損の排泄を考えるシンポジウム・支援機器展示」
1.テーマ
~比べてみれば見えてくる自分にあった排泄方法~
頸髄損傷者が生活する上で大きな障害に褥瘡、排泄があります。褥瘡については少しずつですがシーティングの重要性、 クッションの適合、電動車椅子の多機能化などにより予防も出来つつあります。しかし、排泄については十数年前とあまり改善なく生活に直結した悩みでもあります。当団体で実施した「頸髄損傷者の自立生活と社会参加に関する実態調査」でも回答者の約27%が月に1~2回失禁があり、約60%が排泄に60~120分要するとの結果があり、また失禁が怖く外出できない、精神的な負担など多くの切実な記述もありました。
今回のシンポジウムでは人工肛門を造設された方からの生の声を中心に盲腸ポートなどの排泄方法など紹介比較しながら、自分自身の排泄に選択肢を増やし、同時にそれぞれのリスクについても考える場になればと考えています。
このシンポジウムで排泄に悩む、頸髄損傷者の生活の質向上に役立つことを目的として行います。
3.開催日
2013年 10月 19日 土曜日 13:00 - 16:45 (機器展示12:30~)
4.会場
東京都江戸東京博物館 会議室(シンポジウム) ・学習室2(機器展示)
東京都墨田区横網1-4-1 (JR総武線・都営大江戸線 両国駅下車)
5.参加者(150名以内)
頸髄損傷者、ご家族、介護者、医療関係者、セラピスト、リハ工学エンジニア、医療・福祉系学生、
頸髄損傷者に携わる方
6.主催
全国頸髄損傷者連絡会 東京頸髄損傷者連絡会
7.その他
WOC(皮膚・排泄ケア認定看護師)ゲスト参加
「頸髄損傷者の生活に有益な支援機器の展示」も開催(6~7社・団体)
【内容・スケジュール】(案)
12:00 機器展準備~展示開始
13:00 受付 開場
13:30 開始 座長:兵庫頸損連絡会 宮野秀樹
13:40 会長あいさつ 全国頸損連絡会 会長 三戸呂克美
《セッション1》
13:45~14:05 「私がストーマにした理由 決断~入院~現在」 東京頸損連絡会 麸澤 孝
14:10~14:30 「ストーマの解説とリスク(仮)」 皮膚・排泄ケア認定看護師 高橋知勢子
14:35~14:55 「 調整中 」 東京頸損連絡会 今村 登
15:00~15:20 休憩 (支援機器見学)
《セッション2》
15:20~16:30 シンポジウム 「比べてみれば見えてくる自分にあった排泄方法」
コーディネーター:今村 登、麸澤 孝
シンポジスト 菊地敏明、宮野秀樹、宮原映夫(頸損当事者)、高橋知勢子(WOC)
フロアからの発言、質疑応答あり
16:30 総括 東京頸損連絡会 鴨治慎吾
16:45 終了 機器展撤収
プログラムは変更になる可能性があります、今後の案内確認をお願い致します。
【支援機器展示】
・ 7~6社・団体を予定しています
・ 車いすユーザーでも着やすい工夫された衣服も展示
・ 多機能電動車いすの試乗コーナー
・ 外国製 ロボットアームの実演
・ ユーザー目線の手作り展示スペース
・ 展示希望業者も募集しています
【参加費・申し込みについて】
全国頸髄損傷者連絡会員:無料 障害を持つ方 :¥500 一般: ¥1,000
参加希望者は、下記事務局まで、氏名・所属・メールアドレス・介助者同行・車いす使用の有無を
明記の上、申し込みください。当日参加もありますが、参加人数把握のため事前申し込みをお願いします。
(どなたでも参加出来ます)
申し込みはこちらからどうぞ(専用フォーム)
【シンポジウム 事務局】
東京頸髄損傷者連絡会事務局長 麸澤 孝(ふざわたかし)
tokyokeison2012@gmail.com 080-4119-4122
(会場へのアクセス)
JR総武線 両国駅下車
都営地下鉄大江戸線 両国駅下車
身障者用優先駐車場は無料
江戸博ホームページ
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
皆さんのご参加をお待ちしています。