調査員 米田 進一
姫路北西部の峰相山山麓にテーマパークとして創られた「太陽公園」。広大な敷地で、観光地として多くの人が来園しています。姫路駅4番バス停から「緑台」行きに乗り、約30分で太陽公園の入り口が一番近い「打越西」に到着。「石のエリア」と「城のエリア」がありますが、見学するならば「石のエリア」からをお勧めします。
●石のエリア
バス停からすぐの場所で、世界各国の旗と幾つかの石像が建っています。入場券を購入し入り口を進むと最初に見えるのは高さが10㍍はありそうなパリの凱旋門がリアルにお出迎え。奥に進むとモアイ像、マチュピチュ、万里の長城、ピラミッド、その他見たことのない石像が数多く点在しているので、移動中はとても楽しめます。万里の長城の入り口手前までは石畳でガタガタでも車椅子は可能ですが、そこから先は勾配が続く為、手動車椅子の方は困難に感じます。世界の石で作られた建造物や遺跡、石像などのレプリカを多数設置されており、世界を一周した気分になります。私が感動した「兵馬俑博物館」にあるレプカ1000体は、テレビや映画でしか見たことがないのでとても迫力があり圧巻です。
歴史に興味がある方や興味のない方でも楽しめると思いますので、是非訪問してみて下さい。
■城のエリア
石のエリアから徒歩で2分程移動すると駐車場から城のエリアになります。入り口は30度近い勾配があり、そこを登ると「ウエルカムスワン」という建物があります。1Fにカフェ、パンの販売、お土産コーナー、2Fはレストランもあり、ガラス工房の体験も出来るそうです。車椅子トイレは問題なく入れます。山の上に立つ「白鳥城」は、まるでおとぎの国に出てきそうな風貌を感じさせ、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモデルに建設されたそうです。モノレールで移動すること約3分で城下に到着。車椅子は3台までしか乗れません。下車すると城の正門まで約200㍍の上りの勾配になっています。正門を潜ると、おとぎの国が目の前にありメルヘンチックな気分になります。右手に城内の入り口が10㎝程の段差があり、城内に続く通路とエレベーターがあり3F~6Fが3Dアート、7Fはヨーロッパの民族衣装が展示されています。2つのエリアがあり、違った視点なのでどちらも楽しめると思います。
普段見ることのない物や世界観を一日で満喫する絶好の場所ですので、是非お越しください。
●所在地 〒671-2246 兵庫県姫路市打越1342-6 TEL:079-267-8800(代)
◆営業時間 9:00~17:00 年中無休 入場チケット¥1,250 モノレールは城のエリアです。
■アクセス 姫路バスターミナル4番乗り場「姫路駅前」発 35・43番系統(「緑台」行き)
「打越西」停留所、もしくは「打越新田」停留所下車とも1時間に1本の運行です。
★帰りは停留所により異なり「打越西」停留所2時間に1本、
「打越新田」停留所1時間に1本、「白鳥3丁目」停留所1時間に2~3本
※「打越西」停留所が太陽公園入り口すぐです。お時間には余裕を持って行動して下さい。
地図と時刻表
神姫バス姫路駅北口(行き)と太陽公園周辺(帰り)のご案内 – 太陽公園
注!車椅子未対応車がありますのでご注意ください。
姫路の観光スポット 太陽公園|石の文化と歴史・新しい福祉
太陽公園 – Google マップ
⑬姫路の山麓に創られたテーマパーク「太陽公園」-電動車椅子で楽しむためのバリアフリーガイドマップ