兵庫頸損連絡会機関誌の発行に寄せて②

縦横夢人2011年新年号(No.2)2011年1月1日発行

坂上 正司

 機関誌の創刊に立ち会うのは3度目になるでしょうか。小さいものも含めると7つ、いや8つになるかな? いずれにせよある意味でのスタート時点といえます。機関誌の創刊がイコール活動のスタートというような希なケースを除いて、機関誌の発行はある程度グループの活動が動き出してからというのが普通だと思います。しかし、兵庫頸損連について言えば満を持しての発行という感があります。発足から6年半、全国大会も誘致し、全国規模のシンポジウムも2回開催、きめ細やかなセルフ・ヘルプ活動、事務局通信、5周年記念誌・・・。これだけの活動をやっておいて、それを報告する媒体を持っていなかったということは、犯罪とまで言わないにしても、社会的責任の放棄と言ってあまりあると思います(おいおい)。
創刊にあたっては、「若い者だけでやらしてください」ということで、私も含めた編集経験者は蚊帳の外でした。編集長からは2、3度質問をされただけで、経験者の心配をよそに、若い編集部は見事に創刊号を発行してくれました。よく考えてみれば、私が大阪頸損連の機関誌を編集していたのが22歳から27歳、過去に2つの機関誌を創刊したのがいずれも20歳代だったことを考えれば、決して若いとは言えないのかも知れませんが、よくやってくれています。
 兵庫頸損連は20年近く大阪頸損連の一部として活動後、連携関係を保ちながらも独立しました。独立と前後して、中国、四国、そして九州地区の頸損者との交流を広げています。私個人としては、この機関誌『縦横夢人』が兵庫県内の頸損者を繋げていくことと同時に、西日本の頸損者のネットワーク化の活動の助けになることを願っています。また一方で、兵庫の役員のうち3名が全国の役員も兼務していますので、兵庫の活動が手薄になったとき(そうならないようにしますが・・・)でも、『縦横夢人』にバックアップをしてもらえたら助かります。これからは、会員の皆さん、読者の皆さんのチカラで『縦横夢人』を盛り立ててください。

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