「縦横夢人」2019年冬号(No.23)
活動報告
頸損女子トーク報告
竹村 美紀子
2018年11月25日(日)、難波市民学習センターにて頸損女子トークなる参加者は女性限定という女子会が行われました。
普段なかなか当事者同士でも話し合ったり相談しあう機会が少ないかと思われる、例えば排泄の悩み、性の悩みなど、ぶっちゃけトークでスッキリさせましょうといった企画でした。
今回この企画担当をしていただいた大阪頸髄損傷連絡会の鈴木千春さんより、私はミニ講演をして欲しいとの依頼を受けていました。
そして内容は障害者の恋愛と結婚について話してほしいとのことでした。
最初にこの企画のことを鈴木さんから聞いた時、“女子会”をする、と聞いたので、その響きから、なんだかとっても楽しいお喋り会というイメージを受けたのです。じゃあせっかくなので私も盛り上がる面白おかしい内容の女子会特別編のプレゼンを作ろう!と張り切りました。
さて当日。私は前日の夕方まで気が付かなかったのですが、この日は大阪マラソンの日だったのですね。実はお友達の車に乗せてもらって行こうとしていたのですが、そこら中で交通規制がかかるとのこと。ちゃんと電車で行きました(笑)会場周辺は案の定すごい人でした。周辺で多少迷いながら、スマホで何度も場所を確認しながら辿り着けました。
会場に着くと見覚えのある顔ぶれに、懐かしい顔ぶれに!嬉しくてすでにテンションが上がりました。
参加者は女性ばかり約20名ほど。まずは京都頸髄損傷連絡会の村田恵子さんからDPI日本会議の女性ネットワークでの障害者女性の課題や強制不妊手術の動向などについて情報を共有していただきました。
そのすぐ後に私の講演となりました。前もって鈴木さんには“村田さんからの真面目なお話と雰囲気の流れをごっそり変えてしまうくらいゆるーい内容にしても構わないか?”と確認をしたところ、OKをいただいていたので、かなり好き勝手な内容でちょっとふざけた面白プレゼンを準備していました。ちなみに、あまり細かく確認をとるとストップがかかるかもしれないと思い、最初の確認以降は確認なしで作ってしまいました(笑)
楽しんでもらえたかな~?
講演の後半には、今後私がお試しで開催してみれたら楽しいかなあと考えているイベントについて皆さんに意見やアドバイスを求めました。たくさんの方々から本音の意見や気持ちなどを伺うことができました。
そのあとはフリートークとなり、それぞれが日々抱えている身体的な悩み、それに伴う精神的な悩みなど、女性しかいない女子会だからこそ恥ずかしがることもなく悩みを打ち明けられ相談しあえる場となっていました。同じ頸髄損傷でも、体質や体調などによって様々な違った悩みもあるのだなと感じました。また、似たような悩みを持っていたが、こういう工夫や薬の調整などによって改善されたといった情報交換もたくさんされていて話は尽きませんでした。それになんてったって女子会ですしね(笑)
たくさんの意見や思いが自由に行きかう、まさに女子会ならではの面白い企画でした。
また開催されるといいなぁ。