「縦横夢人」2019年夏号(No.25)
活動報告
全国地域リハビリテーション合同研修大会
土田 浩敬
はじめに
こんにちは。私は先月行われた「全国地域リハビリテーション合同研修大会inひょうご2019」に参加してきました。今回は全国から参加されるということで、沢山の方々が来られることを予想して行ってきたことを報告します。
概要
全国地域リハビリテーション合同研修大会inひょうご2019
○テーマ
リハビリテーションの未来
〜時代の潮流と地域の流儀〜
○日 時
2019年7月13日(土) 14:00開会
2019年7月14日(日) 15:45閉会
○場 所
神戸芸術センター 芸術劇場
○主 催
全国リハビリテーション支援事業連絡協議会全国地域リハビリテーション研究会
地域リハビリテーション 多くの人の支え
私の住む家から、会場のある新神戸までは電車で40分程で着く場所です。梅雨ということもあって天候も怪しかったですが、二日間とも大丈夫でした。
初日、会長の三戸呂さんと合流。受付を済ませて会場に入ります。地域リハビリテーションの未来というテーマで、名誉大会長の澤村誠志先生の講演から始まります。始まったばかりですが、私の中で今大会のハイライトだったと思います。澤村先生が医師を目指したキッカケと若かりし頃の苦労と努力。それらの経験があったからこそ、今の澤村先生があるのだと思います。障害を持った方が安心して住みなれた場所で暮らすことが出来るように、医療やリハビリテーション、介護などの関係機関や組織が連携して地域を支える土台を築いてこられたこと。講演の最後に「明日は我が身」という言葉が心に残りました。いつ何時に体に障害を持つかわかりません。性別関係なく、子供、老人、障害者全ての人が自分らしく生きていける地域でなくてはならない。澤村先生の強い思いがこもった講演でした。
その後のシンポジウムでは、神戸医療福祉専門学校で教員を務められる安福ひとみ先生。安福先生が運営される特定非営利活動法人 ひやしんす、法人立ち上げから現在に至るまでの歩みを、分かりやすくお話いただきました。どこでどんな出会いがあるかわからない。担当を受け持った患者さんとの出会い、活動を続けられる中で地域自治会との出会い、様々な出会いの中築いてこられた地域には、必要とされる人がいるのだということ。また特定非営利活動法人ひやしんすの活動拠点「ぽてと」にも足を運んでみたいと思いました。
まとめ
三連休の中日、二日目の来場者は初日よりも多く感じました。
参加されたみなさんの中にあるのは、やはり住みなれた場所で誰もが自分らしく生きて欲しいということ。まだまだ問題がある中で、沢山の方々の苦労と努力、それらを突き動かす想いが詰まった、全国地域リハビリテーション合同研修大会inひょうご2019でした。