「縦横夢人」2019年秋号(No.26)
連載企画
恋旅 ☆ Happy Christmas to All! ☆
PDF 恋旅 Happy Christmas to All!
竹村 美紀子
クリスマスの季節ですね!
皆さんは毎年どのようなクリスマスを過ごされていますか?
私は、クリスマスと言っても最近は特に何もないのですが、この頃は、その前後なんかに行われているイベントや活動などに参加させてもらえる機会が増えたので、特にクリスマスとは関係なくても、楽しくてなんだか勝手に満足していたりします(笑)
私が子供の頃は、私の家は祖父母、両親、妹と弟の7人家族でにぎやかでした。クリスマスになると、妹と一緒に折り紙などでたくさん飾り付けを作り、自宅の応接間を飾りました。母が作ってくれた料理と2種類のケーキを、妹と飾り付けた応接間に運んでもらい、私と妹で計画したクリスマスパーティー(真似事)のようなことをしていたのを懐かしく思い出します。
私は長女だったこともあり、結構長い間サンタさんの存在を信じていました。(いえ、サンタさんはいますよ!)なので、クリスマスイブにはサンタさんに手紙を書き、枕元に置いて、でも、妹と二人で“今年こそは起きていてサンタさんに会おう!”と頑張ったりしていました。 結局いつも寝てしまっていたのですが、朝起きるとお願いしていたプレゼントと一緒にサンタさんからの?英語?(ローマ字だったけれど違いを知らなかったから!)の手紙が置いてあり、妹と興奮していました。
日本では、クリスマスはなんとなく子どもたちと恋人たちのためのイベントといったイメージが強いように私は感じます。だから、その後、少し成長した私は、『あー、クリスマスなんてちっとも面白くないよー』なんて思って過ごした時期もありました。
22歳の時、アメリカへ留学し、その後の8年間はアメリカでクリスマスを過ごしました。
アメリカのクリスマスのイメージは日本のものとは違うように私は感じました。アメリカのクリスマスは、普段は離れている家族や親せきが集まったり、時には友達も呼んで、家でたくさんの料理とお喋りをみんなで楽しむ日、誰もがみんなでクリスマスをお祝いする日と言った印象でした。
アメリカに住み始めた最初の数年間は一人暮らしをしていたので、色んな家庭のクリスマスパーティーに呼んでもらいました。メキシコ人の家でのメキシカン料理とテキーラのクリスマス、モン族(タイかミャンマー辺りの少数民族らしい)の家でのもち米となんだか知らない料理のパーティーなど。そしてもちろん典型的なアメリカの家庭での定番クリスマス料理とアットホームな雰囲気のパーティーと言うか家族の集まり。 そんな、みんなのクリスマスと言った感じの温かい印象のクリスマスがとても好きでした。でもきっと、当時私は優しく温かい人たちに囲まれて、恵まれていたのだろうなと、今となっては思っています。あ!もちろん!それは今も感じています!
クリスマスが近づいてくると街中の至る所でクリスマスの飾りつけがしてあったり、店頭にはクリスマス関連の物がたくさん並べてあったりと、とても華やかでにぎやかになりますね。関係なくてもなんだか楽しい気分になって、そして私の場合いろいろ買いたい気分になってしまいます(笑)
クリスマスをわくわくした気分で楽しみにしている人、そんな人たちを横目になんとなく敗北感を感じる人、きらきら光るイルミネーションにときめいている人、切なくなっている人、いろいろだと思います。私も、どの気持ちもわかります。でも、せっかくなので何かハッピーになれることを作ってみたり見つけてみたり出来るといいなと私も思っています。
☆Merry Christmas to you all!!!☆