「縦横夢人」2020年夏号(No.29)2020年8月11日発行
会員報告 ネットスーパーを使ってみて
伊藤 靖幸
皆さまご存知の通り新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中、そして日本でも猛威を奮っています。日本の新型コロナウイルス対策が良いとはとても思えませんが、それでも日本は、感染者の死亡率が世界で最も低い部類に入り、医療システムの崩壊も免れ、感染者数も減りつつあります。しかし、毎日何人かの感染者は出ています。コロナウイルスは飛沫感染、接触感染で感染するといわれています。普段の生活で、誰とも会わずに、触れられないまま過ごすことになると、重度障害者である私には無理な事です。そんな中でなるべく人との接触をしないことを考えて、買い物をネットスーパーでやってみようと思いつきました。ヘルパーさんにネットスーパーの事を聞いてみると「私もやっているよ!」との声が返ってきました。生鮮品を直接見て購入できないことや店舗で買う方が安い場合があるのではと少し不安でしたが、コロナウイルスが落ち着くまでと思い、やってみましたので報告します。
早速調べてみると結構な数がありました。配送料の有料・無料についてや配達する曜日が決まっているなどその店ごとで違っていました。取り扱っている食材や配送料などいろんなことを考えて、「コープこうべ」を選びました。しかし、まさかの出来事がおこりました。申し込むと「ただいま新型コロナウイルスの影響で~ご利用開始まで2か月程度お時間を頂戴しております。」とのメールが!?皆さん同じ状況で、同じことを考えているので、その結果こうなるわけですね。
こうなってしまったら、気持ちを切り替えて次のお店を探しました。次は、「イオンネットスーパー」に決めました。申し込みから1週間ほどで申し込みが出来ました。申し込みに関して、特に難しくはなかったです。さて、注文に関してですが、こちらも特に難しいこともなく行うことが出来ました。しかも追加注文も容易にできて、おっちょこちょいの僕には助かりました。値段については、直接イオンに行って購入するのと変わりませんでした。ただ、送料がかかってしまうのが悩ましいところ。しかし、これでコロナにかかるリスクが減らせるのなら安いものです。また、重たい商品を購入するときはすごく便利です。使っていくうちに食材だけではなく、日用品も取り扱っていることに気づきました。これを使わない手はないと思い、日用品も購入するようになりました。ただ一つ注意しなければならないことがあります。それは、「火曜市!」
火曜市とは、イオンやマックスバリュなどイオン系列で毎週火曜に開催されるセールのことです。特売商品が多く、火曜日の店頭は多くの買い物客で賑わいます。もちろんネットスーパーでも実施されています。店頭と違うのは、月曜15時から火曜の14時59分までの注文に限ります。”この期間中に注文すれば大丈夫じゃん!”と思ったあなた!大きな間違いです。商品には限りがあります。無くなってしまったら時間内といえど締め切りになってしまいます。しかも火曜市でセールになっている商品は人気商品です。なるべく早く注文しないと購入出来ません。最初は気づけなく痛い目にあいました。他のネットスーパーでも「特売日」などあると思います。ネットスーパーで購入する際は、注意したほうがいいと思います。
今のところ「イオンネットスーパー」しか使っていませんが、かなり使い勝手は良かったです。まだ「コープこうべ」は使っていなくて、比較することはできませんが、「イオンネットスーパー」は皆さんにもおススメです。あっ決してイオンの手のものではありませんよ笑。「コープこうべ」を使えることになったら違いなどを報告します。緊急事態宣言が解けたとはいえ、いつ第2波がくるかわかりません。頸髄損傷者がコロナウイルスに感染しまったら生き延びられる可能性は低いと思います。生きるためにリスクを減らして生活してみてはいかがでしょうか?