会員報告 第8回 合同シンポジウム 「縦横夢人」2019年春号(No.24)

「縦横夢人」2019年春号(No.24
会員報告

第8回 合同シンポジウム

PDF 第8回合同シンポジウム

土田 浩隆

はじめに
 みなさんこんにちは。私は先日香川県高松市で行われた第8回 合同シンポジウム「障害当事者こそが変える!人手不足の介護現場」に参加して来ました。主催は一般社団法人日本リハビリテーション工学協会、全国頸髄損傷者連絡会。共催で一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワークにより、今回のシンポジウムが実現しました。私は今の介護現場とこれからの介護現場はどうなっていくのかを、このシンポジウムで考えようと思い参加して来ました。

概要
第8回 合同シンポジウム
「障害当事者こそが変える!人手不足の介護現場」
日時:2019年4月27日(土) 10:00-17:00
会場:かがわ総合リハビリテーションセンター
午前の部 10:30~12:00 ノーリフティングケア体験・企業プレゼン
午後の部 13:00~17:00 シンポジウム
下元 佳子 氏 一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク
桂 律也 氏 一般社団法人日本リハビリテーション工学協会
石濱 裕規 氏 医療法人社団永生会
宮野 秀樹 氏 全国頸髄損傷者連絡会

合同シンポジウム
 私はつい先日まで、愛媛県松山市へ行っていたのですが、合同シンポジウムに参加するために、再び四国に向かいました。とにかく寒い日で、もっと防寒対策すれば良かったと思いながら新幹線に乗り込みました。岡山で下車して、快速マリンライナーに乗って1時間で高松市に着きます。そして琴電に揺られながら20分で、最寄駅である太田駅に到着。そこから寒さに耐えながら、会場のかがわ総合リハビリテーションセンターに到着。11時過ぎくらいに到着しました。午前の部はそれほど参加することが出来ず、企業展示の福祉機器を横目にしながら、知り合いの方々に挨拶を交わし会話タイム。“近くにうどん屋があるよ”ということで徒歩10分程にある「中村うどん」へ。かけうどんとカレーうどんを平らげました。もちろんオイシカッタデスヨ。

 午後の部は一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワークから、下元佳子 氏による発表から始まりました。現在の介護現場と、これからについて述べられました。障害当事者もそろそろ真剣に取り組んでいかなければ、最終的にはサービスを受けられなくなる日が来るのかもしれない。介護現場の環境や腰痛で仕事を離れざるを得ない状態に。利用者の家族とその当事者も意識を変えていく必要があると、下元 氏の言葉が心に響きました。

まとめ
 私達は利用者であり、介助者はサービスを提供する立場ですが、その前にお互い1人の人間です。お互いを思いやる優しさが、これからは重要になってくるのではないでしょうか。働きやすい環境を私たち当事者が創って行くことが重要だと、今回のシンポジウムに参加して感じたことです。リフターやマルチグローブ、スライディングシート等、便利で介助者の負担を軽減させる福祉用具は様々あります。私達はこれらの福祉用具を効果的に利用して、これからの介護現場を創っていかなければならないと感じたシンポジウムでした。


第8回合同シンポジウム 一般社団法人日本リハビリテーション工学協会


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