「縦横夢人」2019年秋号(No.26)
活動報告
西播磨リハフェスタに参加して
三戸呂克美
去る10月13日の日曜日、兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンターで恒例のリハフェスタが開催された。兵庫頸損連絡会にも声をかけて頂きブースを設けてもらった。ブースには「頸損とは」と説明したパネルを置き、テーブルには機関誌「縦横夢人」、本部機関紙「頸損」、頸損のしおりの「リーフレット」、10年前に作成した「頸損解体新書」、その他行事案内のチラシ、募金箱を並べて道行く人に呼びかけを行った。
毎年の恒例行事だが、年々参加団体が増えブースの数も増えている。今年はアロマに関係したグループが2団体参加され、我がブースのお隣も地元の授産所から来られたのか色々な形をした「アロマキャンドル」を販売していた。
我々がリハフェスタに参加する目的には入院患者さんとの話ができることにある。今回は二名の入院患者さんを紹介してもらいお話を聞くことができた。
また、ブースには入院患者さんだけでなく、フェスタに参加している在宅生活者も来られる。今回も一人来られた。話された内容は、一人暮らしを希望しているが家庭の事情で外出さえもままならないし、家での生活はベッド上が多く、月に一度通院で出るのが唯一の外出である。介助者は母親が主で祖父も体調がすぐれず寝た状態であり、ヘルパーさんの利用はしていないとのこと。もっとお話を聞きたかったが時間が無いということで帰られた。
我々は日常生活の向上を願い活動や運動を実施している。しかし、サービスすら利用せずに生活をしている人がいる。我々の活動や運動は何なのかを今一度自問自答し、目的に向かって舵を修正していかなければならない。来年も開催されるであろう。その時は会員皆で参加して多くのことを学ぼうではありませんか。
ふれあいリハフェスタin西播磨2019|交流事業詳細|研修交流センター|兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター