『頸損解体新書2010 ひとりじゃないよ』

『頸損解体新書2010 ひとりじゃないよ』(「頸髄損傷者の自立生活と社会参加に関する実態調査」報告書)

編集 全国頸髄損傷者連絡会 頒価 2,000円

このたび、「頸髄損傷者の自立生活と社会参加に関する実態調査(2009年)」によって把握できた情報を、広く頸損者や関係各機関に提供し、問題点を提起するために「頸損解体新書2010 ひとりじゃないよ」を発刊しました。同じ障害をもつ者が全国どの地域に暮らそうとも同じ生活が保障される、また、得られた情報を共有し、セルフヘルプ活動に活用して問題点の解決に役立てていただけることを願っています。私たちにとっては情報は命を救う藁でもあります。
頸損解体新書2010表紙
続きを読む

カテゴリー: 頸損解体新書2010 ひとりじゃないよ, 頸髄損傷者連絡会の催し | コメントする

兵庫の名産品ツアー・第2弾 江井ヶ島編「グビグビした~い!」

7月24日(土)に「兵庫の名産品ツアー・第2弾 江井ヶ島編」「グビグビした~い!」を開催しました。
江井ヶ島酒造を見学(予定)、江井ヶ島酒館で地ビール祭りといった内容です。
続きを読む

カテゴリー: 頸髄損傷者連絡会の催し | コメントする

2010全国頸髄損傷者連絡会総会 京都大会

「2010 全国頸髄損傷者連絡会総会 京都大会」が開催されました
テーマ 地域生活
・日時 平成22年6月26日(土)~27日(日)
・会場 シンポジウム・交流会・全国頸髄損傷者連絡会総会 京都テルサ京都府民総合交流プラザ内
京都市南区東九条下殿田町70番地 tel:075-692-3400fax:075-692-3402
・内容
26日 シンポジウム
第一部「重度障害当事者と介助者との関係性」 映像
第二部 パネルディスカッション「重度障害当事者同士との生激論」
26日 交流会
27日 全国頸髄損傷者連絡会総会
続きを読む

カテゴリー: 頸髄損傷者連絡会の催し | コメントする

第2回全国頸髄損傷者連絡会・日本リハビリテーション工学協会 in KANSAI

外に出ようや!
様々なバリアを乗り越えて外に出るための工夫
第2回全国頸損連絡会・日本リハ工学協会 合同シンポジウム

実施報告 多数のご参加ありがとうございました
 今回で2回目となる合同シンポジウムを、2009年3月7日(土)、ニチイ学館神戸ポートアイランドセンターにて、2団体共催で開催した。「外へ出ようや!~様々なバリアを乗り越えて外に出るための工夫~」のタイトル通り、外へ出てくれた262名の約半数が障害者と介助者であった。午前は隣接する神戸花鳥園と、8社による福祉機器展の見学を行った。このシンポジウムをきっかけに遠方から参加した障害者が多く、本テーマである「外へ出ようや」の目的はこの時点で達成できた。
続きを読む

カテゴリー: 日本リハビリテーション工学協会 | コメントする

JR北新地@東西線

エレベータはホームの西端にあるので西口改札しか利用できない。
西口改札は駅員が少ないので通過に時間がかかる場合がある。
JRおでかけネット-北新地駅
のバリアフリー情報のページは備考を見ないと勘違いする(した)。
京阪電車まで地下で連絡できる日が待ち遠しい。

カテゴリー: アクセシビリティ | 1件のコメント

ポートライナー ポートアイランド南駅花鳥園前⇒ニチイ学館(2009-03-07)

続きを読む

カテゴリー: アクセシビリティ | コメントする

新神戸駅 新幹線⇒市営地下鉄(2009-03-07)

新神戸駅アクセスガイド 続きを読む

カテゴリー: アクセシビリティ | コメントする

三宮駅(市営地下鉄・阪急・JR・阪神⇒ポートライナー)(2009-03-07)

三宮駅アクセスガイド 続きを読む

カテゴリー: アクセシビリティ | コメントする

大阪頸損連絡会「頸損だより」2008夏(No.106)兵庫頸損連絡会だより ~全国総会大阪大会終わる~

頸損だより2008夏(No.106) 2008年7月26日発送

兵庫頸損連絡会だより

~全国総会大阪大会終わる~


去る、5月10日、11日の二日間にわたり全国頸損連絡会総会が大阪のど真ん中で開催された。今大会の参加人数は今までの記録を塗り替える盛大なものであった。内容等の詳細については大阪支部の報告を待つとしてちょっと短い全国総会四方山話をしてみよう。

私の記憶が正しければ、大阪での総会開催は4回目になる。全国総会が東京で毎年開催されていたとき、東京から出てどこか違う場所で開催しては、という声が上がり始めていた。そして引き受けたのが1990年5月に開催を決めた大阪頸損連絡会である。今は、各支部持ち回りのようになっているがこの形が取れるようになった元はといえば大阪から始まったのである。しかしスムースに事が運ぶとは誰もが思っていないし認めてもいた。

今回の大会準備においても、シンポジウムの会場探し、宿泊のホテル探しに奔走された赤尾会長だが、しかし、あえて苦労を買ったのは赤尾会長のみ知る伏線があったのかもしれない。なぜなら今回の準備の苦労を考えればビッグアイに決めれば何の心配もする必要がないぐらいである。

さて、話を戻そう。最初に引き受けたときまず宿泊場所をどこにするの、総会場所をどこにするの、全くの手探り状態である。そして何よりもお金が無~い。無いものばかりでよく引き受けたものだ。何も知らないということほど強いものはない。かえってそれが実行委員の力が結集することになる。結局、長居身障者スポーツセンターを宿泊場所にして、2階講習室に布団を敷き修学旅行の雑魚寝状態、翌日はその布団を片づけて総会会場とした。もちろん、ホテルを希望する人には斡旋する道も残した。

当時は全国総会といえば東京であり、東京に行くことが自立しているという証になっていたような時代。そして、そんな時代の自立といえば今の一人暮らしを他人介助で、という自立とはほど遠いものであり、ボランティアを求め、一緒に外出するぐらいの状況を思い描いてほしい。電動車いすで参加している人は少なく、自家用車で運転して参加するレベルの人が多いぐらいだった。兵庫からは坂上、三戸呂が参加していた。坂上はまだ学生であり若さがあふれていた。(今はおっさんになっているが)。そして坂上は常に単独での参加で東京での介助はボランティアに依頼し入浴もしていたと思う。状態としては重度なクラスに入る電動車いす使用の坂上だったが、しかし、今はどうだろうチンコントロールの電動車いすに乗っている人が当たり前で、人工呼吸器使用者も当たり前になってきている。これら頸損連絡会会員の変遷は先人達の障害者自立運動の成果であり歴史である。

今回の全国大会は盛況に終わったが我々の活動はここから新たに始まる。兵庫頸損連絡会が求めるものは、どんなに重度の障害があっても人間として自分の意思で生きて行くことができる社会である。しかし、自分好き勝手に生きて行くということではない。中には間違った解釈をして生きて行こうとする人もいるが人間としての看板を背負う限り障害があろうとなかろうと社会のルールは守らなければならない。頸損連絡会の大きな指針はセルフヘルプ活動である。セルフヘルプ活動無くて当事者運動は発展しない。

大会中にも配布したが兵庫頸損連絡会設立5周年誌ができた。編集長の桜井が心血を注いだ立派な記念誌である。また、昨年開催した「市民公開講座」のDVDも完成した。会員の皆さんにも送ります。これらの物品をセルフヘルプ活動を行うときにツールの一つとして利用されることを望みます。

大会終了後の14日、15日、16日の3日間カナダからのゲストのダンさんたちを兵庫頸損連絡会が御もてなしをすることになり、神戸(ハーバーランド周辺)、姫路城、神戸布引ハーブ園等を案内した。来日してからはかなりハードなスケジュールであったが体調も崩さず20日無事成田空港から帰路に就いた、と東京支部から連絡をいただいた。

今回の兵庫頸損だよりは、総会四方山話から入ったが、イベントの規模にかかわらず開催するための準備には大きなエネルギーがいる。多くの人のご支援、ご協力、そして当事者の積極的な動きがあって初めて成功するものと思う。赤尾会長が、ビッグアイを選ばず大阪のど真ん中を選んだのは重度の障害があってもこれだけのことができるのだ、というメッセージを送りたかったのではないだろうか。反省する点は多いかもしれないが、克服した点も多いはずである。まさに、「一人じゃないよ!」のテーマフレーズが生かされた大会であった。

(文責:三戸呂克美)
カテゴリー: 兵庫頸損連絡会だより | コメントする

大阪頸損連絡会「頸損だより」2008春(No.105)兵庫頸損連絡会だより~誰もがおかしいと思う自立支援法~

頸損だより2008春(No.105) 2008年3月22日発送

兵庫頸損連絡会だより

~誰もがおかしいと思う?自立支援法~

三戸呂克美

今、障害者の在宅生活が脅かされている。介護職の中核をなすヘルパーがいないのである。このまま在宅生活が続けられるのだろうかと不安に思っている人もいるだろう。私もその一人だ。最大の要因はヘルパーの単価が低いからと推定される。その証としてヘルパーの募集をしても応募がない。しかし、単価が最大の問題とは考えられない面もあるのではないだろうか。私は外出の移動に電車を利用する。車内には広告が吊られている。移動に利用した電車で、ある週刊誌の吊り広告に「老人福祉や介護はヤクザが狙っている」というタイトルの見出しが目に付いた。おまけに「福祉はもうかる」とのサブタイトル。うぁ~!これ何~!と開いた口がふさがらない。とうとうここまで来たかと思ったが、しかし、これはヤクザが搾取するという話でありヘルパーの応募がないのとは次元が違う。それじゃ、なぜ応募がないのだろうか。ヘルパーの講習会に参加する人や介護福祉士の国家試験の受験者が多いと聞くが受講修了者や合格者は一体どこにいるのだろう。

重度の障害者の生活が良くなることを目的に作られた自立支援法だがとんだ期待外れに終わっている点はだれもが周知している。だが、ここで愚痴っていても生活は良くならない。ヘルパーが集まる良い方法が有るのか無いのか、事業所も利用者もヘルパーもそして行政もそれぞれの立場でみんなで考えてみよう。どこかにスムースに流れず詰まっているところがあるように思う。

しかし、やはり大本になるのは制度を管理する法律の自立支援法がネックなのだ。国会でも議論されていることからみて改正される可能性ありと思っていいのだろうか。ころころ変わる制度に国民は翻弄される。介護保険との統合もまことしやかに言われているのも役人のオドシか脅迫としか思えない。ん!、これは新規参入をたくらむヤクザの世界ではないか。となると自己負担金は上納金か。

話をヘルパーの減少に戻そう。なり手が無い、ということではない。やりたいしもっと働きたいという声もある。しかし、社会保障が充実している職場とは言い難いこともあり、一家を背負う男性の職場とは言えないのだ。若くて心意気のある男性介護士が今の給料では生活ができない、と言って辞めていくドキュメントが放映される。だのに制度改正で単価が下げられヘルパーの中には半ばボランティアでやっている人もいると聞く。国はこのようなヘルパーに甘えていることを省みて真の自立を助ける法律を作るようにしなければ介護制度は崩壊する。

カテゴリー: 兵庫頸損連絡会だより | コメントする