「縦横夢人」2020年秋号(No.30)2020年11月16日発行

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コロナ禍での日々いかがお過ごしでしょうか?

三戸呂克美

 令和に入り二年目になった今年、新型コロナウイルスが社会を震撼させている。最初の頃はまだどのような状況が起きるのかわからなかった。怖ろしいと多くの人が感じだしたのは有名な芸能人の死からではないだろうか。
 マスコミは毎日報道した。朝、昼、晩と新型コロナウイルスの報道だ。毎日のようにテレビに出演する某大学の先生を巷では「コロナの女王」などと呼んでいた。ご本人に聞いたわけではないので気持ちはわからない。
 とにかく今もそうであるが、気持ちは誰しも、うつしたくない、うつりたくないと思いながら自粛生活を送っている。外出もせず家に閉じこもる日々は知らず知らずにストレスが溜まっていく。僕は、関係する会などの会議はリモート会議でおさまるのが嬉しいし有難い。便利なツールが出来たものだ。
 しかし、リモート会議などで対応できる人たちは少しでもコロナ禍を避けることが出来るが、患者や感染者と向き合う医療現場や介護現場で働いている人たちは命がけの毎日だ。感謝の気持ちでいっぱいだ。多くの国民はそう思っているはずだがそう思っていない人もいる。それというのも、感染した患者の治療に日々頑張っている方たちに向けられる非難や差別の声や態度だ。これはやっちゃいかんやろ。
 どうして、日本人はコロナと戦っている人にバッシングをするのだろうか。感染した人を犯罪者のように扱い、つるし上げるような事件まで起きている。感染した人は「自業自得」なのか。しかし、自分だけが感染しないと言った保証はどこにもない。自分が偶然にも感染したら市役所から配られたビラの手順に則り治療に専念するのみだ。そして、早く終息することを願ってやまない。


もくじ

〜編集後記〜

 縦横夢人も今号で節目の30号になりました。機関紙の内容をどうするのかを考えるのは大変ではありますが、これからも読者の役に立つ誌面づくりを心掛けていきます。今回の特集は「頸損ロードマップ」の退院編として、退院時に準備したことや、しておくべきだったことについて執筆してもらいました。著者それぞれの経験や課題について書かれていて、これから病院を退院して在宅で生活を始める方の参考になるようなロードマップになったと思います。

(Y.T)


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