縦横夢人2011年新年号(No.2)2011年1月1日発行

私にとっての頸損連絡会

(米田 進一)

今から5年5ヶ月前、不慮の事故により頸髄損傷という障害者になりました。入院中に主治医が偶然同じだったことで、同じレベルの人工呼吸器を使用した頸髄損傷者と出会うことができ、自分の気持ちの不安も取り除かれました。入院中は不安ばかりで退院すると平凡な毎日を送るのだろうと決めつけていた自分がいました。退院後、数ヶ月経ってから主治医の「頸損連絡会の人達と会ってみませんか?」という一言で私の生活が一変しました。数日後お会いすることになり、会長さんと事務局長さん、主治医とが自宅に来て下さいました。話をするうちに会の活動やイベントの内容に心打たれ、入会を即希望し会の一員となったのが出会いの始まりです。
入会後、数ヶ月後に「市民公開講座のパネラーに出て欲しい」と依頼されたり、外泊のお誘いがあったり、旅行に連れて行かれたりと1年経たないうちにいろんな行事に参加していくようになりました。年々活動範囲が広くなり、自分としても良いチャンスに恵まれて参加できることは、やはり頸損連絡会という組織が大きな存在であり、入会してたくさんのご迷惑を掛けながらも、親身になって自分を助けてくれる有り難い家族のような気がします。これからも自分にとっても頸損連絡会にとっても良いお付き合いをして行けたらと思います。

もくじ

機関誌の発行に寄せて② (坂上正司)
機関誌の発行に寄せて③ (桜井龍一郎)
活動報告『秋の大バーベキュー大会』 (鳥取・I.Y.、学生ボランティア)
会員報告「東京旅行」 (土田浩敬)
会員報告「ジョクソウに泣いた1年が過ぎて」 (三戸呂克美)
忘年会in北海道 報告 (宮野秀樹)
兵庫・人工呼吸器ユーザーNEWS ポムハウス見学レポート (米田進一)


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